追悼の森 =宮脇俊三さん死去=

I was thunderstruck at the news of his death

Top Page    有名人訃報一覧【ま~み~む~め~も】 著名人訃報一覧【ま~み~む~め~も】  著名人訃報一覧 2003年 著名人訃報一覧 Ver.4
nagomi画像
Smart Phone
スマートフォンサイト訃報

作家  宮脇俊三 さん死去

2003年(平成15年)2月26日 死去 享年76歳

宮脇俊三写真  

作家  宮脇俊三 さん死去

鉄道をテーマにしたノンフィクションやエッセーなどで知られる作家の 宮脇 俊三(みやわき しゅんぞう)さんが2003年(平成15年)2月26日午前8時3分、肺炎のため東京都港区内の病院で死去した。76歳だった。

国鉄全線に乗車した体験をつづった「時刻表2万キロ」は日本ノンフィクション賞、新評論賞を受賞しベストセラーになった。主な著作に「時刻表昭和史」「韓国・サハリン鉄道紀行」「殺意の風景」(泉鏡花文学賞)などがある。

人物 / 略歴

宮脇 俊三(みやわき しゅんぞう、1926年12月9日 ~ 2003年2月26日)

埼玉県川越市出身。編集者、紀行作家。

元中央公論社常務取締役。

鉄道での旅を中心とした作品を数多く発表した。父は陸軍大佐で、後に衆議院議員となった宮脇長吉。娘に作家の宮脇灯子。

◆ 略 歴 / 年 譜

埼玉県川越市で7人きょうだいの末子(三男)として生まれる。

宮脇家は香川県が本籍であり、父長吉も香川県から代議士に選出されている。

父長吉の陸軍予備役編入と共に、埼玉県川越市から東京市渋谷町(現・東京都渋谷区)にあった皇族の梨本宮邸付近に一家で移住する。

東京府青山師範学校附属小学校、旧制成蹊高等学校卒業後の1945年(昭和20年)、東京帝国大学理学部地質学科に入学。

同年8月15日、米坂線今泉駅前で玉音放送を聞き敗戦を知る。

東大の文学部西洋史学科を再受験し合格した。

1951年(昭和26年) 東京大学文学部西洋史学科卒業。

中央公論社(現在の中央公論新社)に入社。

編集者として活躍し、『中央公論』編集長に就任。

その後『婦人公論』編集長、開発室長、編集局長、常務取締役などを歴任。「世界の歴史」シリーズ、「日本の歴史」シリーズ、「中公新書」などに関わる。

1977年(昭和52年)5月28日 国鉄足尾線を最後に国鉄全線を完乗。

1978年(昭和53年)6月30日 常務取締役編集局長を最後に中央公論社を退社。

1978年(昭和53年)7月10日 国鉄全線完乗の旅をつづった『時刻表2万キロ』で作家デビュー。

1978年(昭和53年)12月12日 『時刻表2万キロ』で第5回日本ノンフィクション賞受賞。

1981年(昭和56年) 『時刻表昭和史』で第6回交通図書賞受賞。

1985年(昭和60年) 短編小説集『殺意の風景』で第13回泉鏡花文学賞受賞。

1992年(平成4年) 『韓国・サハリン鉄道紀行』でJTB第1回紀行文学大賞受賞。

1999年(平成11年) 第47回菊池寛賞受賞。

2003年(平成15年)2月26日 東京都内の病院で没する。享年76。戒名「鉄道院周遊俊妙居士」。

晩年は執筆の依頼はすべて断っていた。雑誌「高原文庫」から依頼された親友の北杜夫に関するエッセイだけは例外として引き受けたが、既に病床にあった宮脇は完成させることができず、それが遺稿となった。

特記事項

編集者として日本出版史に残る企画に数多くたずさわり、名編集者と謳われる。作家北杜夫を世に出したのも功績の一つである。

紀行作家としては、地理や歴史の深い教養に裏打ちされた簡潔かつ格調高く、軽妙なユーモアにあふれた文章を書くことで知られる。

処女作『時刻表2万キロ』で「鉄道に乗る」ことを趣味とする者の存在を世間に認知させ、第2作の『最長片道切符の旅』では「最長片道切符」を広く知らしめることとなった。

晩年に刊行した『鉄道廃線跡を歩く』シリーズ(全10巻、1995年 ~ 2003年、JTB)では、「廃線跡探訪」という、これまでほとんど注目されていなかった鉄道趣味を記し一般に知らしめた。

◆ 宮脇俊三 / 著作

◇ 時刻表2万キロ(河出書房新社 1978年7月10日)※第5回日本ノンフィクション賞受賞作
◇ 最長片道切符の旅(新潮社 1979年10月)
◇ 汽車旅12カ月(潮出版社 1979年12月)
◇ 時刻表昭和史(角川書店 1980年7月 角川選書)※第6回交通図書賞受賞作
◇ 台湾鉄路千公里(角川書店 1980年12月)
◇ 時刻表ひとり旅(講談社現代新書 1981年6月 ISBN 4061456202)
◇ 時刻表・駅・切符:行先不明列車・出発進行の巻(現代史研究会刊 徳間書店発売 1981年10月)
◇ 時刻表おくのほそ道(文藝春秋 1982年4月)
◇ 終着駅は始発駅(新潮社 1982年8月) 
◇ 徳川家康タイムトラベル(講談社 1983年4月)
◇ シベリア鉄道9400キロ(角川書店 1983年5月)
◇ 終着駅へ行ってきます(日本交通公社出版事業局 1984年2月 ISBN 付与なし)
◇ 旅の終りは個室寝台車(新潮社 1984年10月)
◇ 中央線各駅停車(保育社 1985年1月)※松尾定行との共著(宮脇の執筆は東京-中野間)
◇ 椰子が笑う汽車は行く(文藝春秋 1985年4月)
◇ 殺意の風景(新潮社 1985年4月)※第13回泉鏡花文学賞受賞作
◇ 御殿場線ものがたり(月刊『たくさんのふしぎ』第12号, 福音館書店 1986年3月)絵:黒岩保美
◇ 汽車旅は地球の果てへ(日本交通公社出版事業局 1986年4月1日)
◇ 線路のない時刻表(新潮社 1986年5月20日)
◇ 全線開通版 線路のない時刻表(講談社 1998年2月)
◇ 鉄道旅行のたのしみ(集英社 1986年6月)
◇ 私の途中下車人生 <談話>(講談社 1986年10月)
◇ 鉄道に生きる人たち:宮脇俊三対話集 <対話集>(中央書院 1987年5月3日)
◇ 汽車との散歩(新潮社 1987年5月13日)
◇ 青函連絡船ものがたり(月刊『たくさんのふしぎ』第34号, 福音館書店 1988年1月)絵:黒岩保美
◇ 中国火車旅行(角川書店 1988年2月10日)
◇ 途中下車の味(新潮社 1988年3月25日)※巻末に著作目録あり
◇ ダイヤ改正の話:宮脇俊三対話集(中央書院 1988年5月30日)
◇ ローカルバスの終点へ(JTB日本交通公社出版事業局 1989年1月20日)
◇ 車窓はテレビより面白い(徳間書店 1989年2月28日)
◇ 失われた鉄道を求めて(文藝春秋 1989年9月15日)
◇ インド鉄道紀行(角川書店 1990年4月30日)
◇ 古代史紀行(講談社 1990年11月12日)
◇ シベリア鉄道ものがたり(月刊『たくさんのふしぎ』第69号, 福音館書店 1990年12月)絵:黒岩保美
◇ 日本探見二泊三日(JTB日本交通公社出版事業局 1991年3月1日)
◇ 韓国・サハリン鉄道紀行(文藝春秋 1991年9月15日) ※JTB第1回紀行文学大賞受賞作
◇ 旅は自由席(新潮社 1991年12月10日)
◇ スイス鉄道ものがたり(月刊『たくさんのふしぎ』第88号, 福音館書店 1992年7月)絵:黒岩保美
◇ 夢の山岳鉄道(JTB日本交通公社出版事業局 1993年6月)
◇ 線路の果てに旅がある(小学館 1994年1月10日)
◇ 夢の車窓 : 櫻井寛写真集(講談社 1994年12月15日)
◇ 平安鎌倉史紀行(講談社 1994年12月19日)
◇ 昭和八年澁谷驛(PHP研究所 1995年)
◇ ヨーロッパ鉄道紀行(JTB日本交通公社出版事業局 1996年8月) 
◇ 増補版 時刻表昭和史(角川書店 1997年8月30日)
◇ 駅は見ている(小学館 1997年11月1日)
◇ 豪華列車はケープタウン行き(文藝春秋 1998年7月)
◇ 室町戦国史紀行(講談社 2000年11月15日)
◇ 乗る旅・読む旅(JTB 2001年1月1日)
◇ 七つの廃線跡(JTB 2001年1月1日)
◇ 史記のつまみぐい(新潮社 2004年2月20日)
◇ 「最長片道切符の旅」取材ノート(新潮社 2008年4月)
◇ 終着駅(河出書房新社 2009年9月30日)
◇ 宮脇俊三鉄道紀行全集 全6巻(角川書店 1998年12月 - 1999年5月)
◇ 宮脇俊三自選紀行集 全1巻(JTB 2001年12月1日)

◆ A Related Words :
宮脇俊三 禁固刑/2ちゃんねる宮脇俊三/宮脇俊三 孫/鉄道紀行宮脇俊三/宮脇俊三と旅した鉄道風景/宮脇俊三の書籍/宮脇俊三 スレッド/宮脇俊三 2ch/宮脇俊三 復刊/宮脇俊三取材ノート/宮脇俊三 プロフィール/宮脇俊三 略歴/宮脇俊三 死去/宮脇俊三 ぶらり日本名作の旅/宮脇俊三 鉄道

Page Top

スマートフォン / PC サイト