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元自民党衆院議員  松野頼三 さん死去

2006年(平成18年)5月10日 死去 享年89歳

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元自民党衆院議員  松野頼三 さん死去

歴代首相と太いパイプを持ち「政界の寝業師」の異名を取った 松野 頼三(まつの らいぞう)さんが2006年(平成18年)5月10日午後4時47分、心不全のため東京都港区内の病院で死去した。89歳だった。

1947年(昭和22年)には衆院旧熊本1区から出馬し初当選。以来当選15回を重ね、総務長官、労相、防衛庁長官、農相を歴任した。三木政権時代に自民党政調会長、総務会長を務め 三木武夫首相の側近として知られた。民主党の松野頼久衆院議員は長男。

人物 / 略歴

松野 頼三(まつの らいぞう、1917年(大正6年)2月12日 ~ 2006年(平成18年)5月10日)

熊本県山鹿市出身。政治家。

戦後、衆議院議員を務めた松野鶴平の三男である。階級は海軍主計少佐。位階は正三位。勲等は旭日大綬章。

総理府総務長官、労働大臣、防衛庁長官、農林大臣を歴任した。

◆ 略 歴

麻布中学校を経て慶應義塾大学法学部政治学科を卒業後、日立製作所に入社。

1940年(昭和15年)に海軍経理学校に入学し、海軍士官(海軍主計少佐)として終戦を迎える。

◆ 政界へ

戦後、衆議院議員であった父・鶴平が公職追放にあったため、身代わりとして政界に入ることになる。また父の後を継いで熊本電気鉄道社長も務めた。

吉田茂首相秘書官を経て、1947年(昭和22年)4月、第23回衆議院議員総選挙に自由党公認で旧熊本1区から立候補して当選する。以後、当選15回。

1955年(昭和30年)、保守合同により自由民主党に参加する。自民党では佐藤派に所属し、田中角栄、保利茂、愛知揆一、橋本登美三郎とともに「佐藤派五奉行」の一人に数えられる。

1955年(昭和30年)6月、第2次岸内閣の総理府総務長官として初入閣したのを振出しに、労働大臣(第2次岸改造内閣)、防衛庁長官(第1次佐藤改造内閣)、農林大臣(第1次佐藤再改造内閣)を歴任した。

◆ 黒い霧事件

1966年 黒い霧事件が発覚。共和製糖事件に現職の農林水産大臣として調査に乗り出すも、10月19日、自身が新婚であった娘夫婦とラスベガスなどを旅行したのを官費旅行として申請していた事が発覚。

辞職には追い込まれなかったものの、改造内閣ではポストはなく、黒い霧解散による総選挙も当選は果たしたが、自由民主党総務会長となるまで大臣級のポストから遠ざかった。

◆ 角福戦争・三木おろし

三木は、松野を中曽根康弘の後任の幹事長に起用しようとするが、福田、大平正芳の反対に遭い、総務会長に就任。これを期に福田派を離脱した。

◆ ダグラス・グラマン事件

1979年(昭和54年)、ダグラス・グラマン事件で、日商岩井から政治献金を受けたとして松野の名が上がり、この政治献金問題で5月に衆参両院の証人喚問を受けた。市川房枝に諄々と説かれるような喚問を受けた松野は絶句したという。

結局、松野は「松野頼三を育てるための政治献金」と献金を認める答弁をした(政治資金規正法違反や収賄罪に関しては刑事時効が成立)。

7月25日に衆議院議員を辞職し、自民党を離党した。

10月7日の第35回衆議院議員総選挙に立候補したが落選。

1980年(昭和55年)1980年6月22日の第36回衆議院議員総選挙に再度立候補し当選、自民党に復党した。

◆ 晩 年 / 政界引退後

1990年(平成2年)2月18日の第39回衆議院議員総選挙に落選し、政界を引退。

その後は、細川護煕の政治指南役をつとめ、細川の議員辞職後、後継に長男の松野頼久を推した。

2006年(平成18年)5月10日午後4時47分、心不全のため東京都内の病院で死去した。享年89歳。

特記事項

没後、従六位から正三位に昇叙され、旭日大綬章が授与された。

◆ 松野頼三 / 家 族

◇ 祖父である松野長八は、地方政界で活動し村長などを務めた。
◇ 母方の祖父である野田卯太郎は衆議院議員を務め、卯太郎の子にあたる野田俊作も福岡県知事や参議院議員を歴任した。
◇ 父である松野鶴平(通称:ヅル平)は参議院議長などを歴任した。
◇ 長男の松野頼久や娘婿の塚田徹(塚田十一郎の子)も衆議院議員を務めている。

◆ 松野頼三 / 著 作

◇ 『保守本流の思想と行動――松野頼三覚え書』(朝日出版社, 1985年)
◇ 『細川・小沢政権陰陽のバランスが崩れるとき――権力のけもの道を知りつくした男松野頼三』(日本テレビ放送網, 1994年)
◇ 『松野頼三オーラルヒストリー(上・下)』(政策研究大学院大学C.O.E.オーラル・政策研究プロジェクト, 2003年)

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