追悼の森 =小林久三さん死去=

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推理作家  小林久三 さん死去

2006年(平成18年)9月1日 死去 享年70歳

小林久三写真  小林久三訃報

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推理作家  小林久三 さん死去

「皇帝のいない八月」などのミステリー小説で知られた推理作家の 小林 久三(こばやし きゅうぞう)さんが2006年(平成18年)9月1日午前0時42分、脳梗塞(こうそく)のため横浜市青葉区内の病院で死去した。70歳だった。

1974年(昭和49年)に「暗黒告知」で江戸川乱歩賞を受賞し作家として本格デビュー。主な作品に自衛隊の幻のクーデター計画を描き 映画化もされた「皇帝のいない八月」などがある。葬儀、告別式は近親者で行う。喪主は妻の法子(のりこ)さん。

人物 / 略歴

小林 久三(こばやし きゅうぞう、1935年11月15日 ~ 2006年9月1日)

本名は(こばやし ひさみ)。茨城県古河市に生まれる。小説家、推理作家。

日本推理作家協会元会員。脚本家、プロデューサーとしても活動した。

◆ 略 歴

地元の高等学校である古河第一高校で学び、東北大学文学部を卒業した。

大学卒業後は映画関係の職に就く。松竹大船撮影所にて助監督をつとめた後はプロデューサーへと昇進する。この間、多数の映画に脚本家としても名を連ねた。

初めて執筆した小説「腐蝕色彩」がサンデー毎日新人賞推理部門を受賞し作家として名を馳せる。

また、1974年には『暗黒告知』で第二十回江戸川乱歩賞を受賞した。この作品は足尾銅山鉱毒事件がメインテーマとなっており、社会環境問題を題材に推理エンタテインメント小説に仕上げた腕が高く評価された。

なお、1981年から1984年にかけて、松竹撮影所時代の思い出を「雨の日の動物園」と題して、雑誌『キネマ旬報』に連載。「キネマ旬報読者賞」を2回受賞した。

2006年9月1日午前0時42分、脳梗塞(こうそく)のため横浜市青葉区内の病院で死去した。享年70歳。

特記事項

◆ 小林久三 / 主な著書 ・ 小説

◇ 蒼ざめた斜塔 毎日新聞社 1974 のち角川文庫
◇ 暗黒告知 講談社、1974 のち文庫
◇ 黒衣の映画祭 講談社 1975 のち文庫
◇ 火の鈴 角川書店 1976 のち文庫
◇ 灼熱の遮断線 毎日新聞社 1976 のち角川文庫
◇ 裂けた箱舟 角川書店 1976 のち文庫
◇ 殺人試写室 ベストブック社 1976 のち角川文庫
◇ 人間狩り ベストブック社 1976 のち角川文庫
◇ 錆びた炎 角川書店 1977 のち文庫
◇ さらば映画 青樹社 1977
◇ 死の霧の伝説 桃園書房 1977 のち角川文庫
◇ 大包囲網25時 文藝春秋 1977 のち光文社文庫
◇ 暴力刑事 青樹社 1977
◇ 日蝕の檻 講談社 1977 のち文庫
◇ 真夜中の霊歌 講談社 1978 のち徳間文庫
◇ 空を飛ぶ柩 実業之日本社 1978 のち文春文庫
◇ 歪んだ星座 角川書店 1978
◇ 皇帝のいない八月 講談社、1978 のち文庫
◇ 喪服の試写室 角川文庫 1978
◇ ロードショーは死のにおい 毎日新聞社 1978 のち光文社文庫
◇ 帆船が舞い降りた 死の谷の伝説 双葉社 1978 のち角川文庫
◇ 社命誘拐 角川書店 1978 のち文庫
◇ 赤い鳩が死んだ 青樹社 1979 のち角川文庫
◇ 薔薇の墓場 サンケイ出版 1979 のち角川文庫
◇ 報復 津川署シリーズ 青樹社 1979 のち角川文庫
◇ 落日の儀式 講談社 1979
◇ 社長秘書室 実業之日本社 1979
◇ 深海魚の眠り 角川書店 1979
◇ 月蝕の迷路 徳島ラジオ商殺し事件 近藤昭二共著 文藝春秋 1979
◇ 富士天頂に燃ゆ 青樹社 1980 のち角川文庫
◇ 殺人ネットワーク 徳間ノベルス 1980 のち文庫
◇ 化石の弔鐘 光文社 1981 (カッパ・ノベルス)
◇ 父と子の炎 角川書店、1981  のち文庫
◇ シンデレラの葬送 講談社 1981 のち文庫
◇ 屍体商社 角川ノベルズ 1982 のち文庫
◇ スーパーゴリラ 必殺!誘拐防衛機関の一匹狼 光文社 1982 (カッパ・ノベルス) のち文庫
◇ 黄金の鍵殺人事件 小説-DC8東京湾墜落の謎 双葉社 1982 のち文庫
◇ 夏の秘密 角川ノベルス、1982
◇ 妖霧の系図 双葉ノベルス 1982 のち文庫
◇ 蝶たちの殺意 講談社ノベルス 1982
◇ 2月30日の恋人たち 講談社ノベルス 1982
◇ 零の戒厳令 角川文庫 1983
◇ 悪魔の絵暦 角川ノベルス 1983
◇ 犯罪社員ファイル 角川文庫 1983
◇ 列島震撼す 光風社出版、1983 「首都震撼す」広済堂文庫
◇ 高層の死刑台 角川ノベルス 1983
◇ 一億円の手錠 双葉ノベルス 1983 のち文庫
◇ わが子は殺人者 双葉ノベルス 1983 のち文庫
◇ 真夏の妖雪 講談社文庫 1983
◇ 冬列島 角川ノベルズ 1984
◇ 傾いた橋 角川ノベルズ 1984
◇ フィルムが赤く濡れた 双葉ノベルス 1984 「走る無人霊柩車」文庫
◇ 湯上りの女殺人事件 光風社出版 1984
◇ シンデレラは眠れない 双葉ノベルス 1985 「殺人招待状」文庫
◇ 秀吉埋蔵金殺人事件 70兆円はここにある 講談社ノベルス 1985 のち光風社文庫
◇ 単身赴任殺人事件 光風社出版 1985
◇ サラリーマン犯罪図鑑 かんき出版 1985 のちケイブンシャ文庫
◇ 伊豆秘湯殺人事件 広済堂文庫 1986
◇ 少女自殺 双葉文庫 1986
◇ 花色の殺意 光風社出版 1986 「女が殺意を抱くとき」ケイブンシャ文庫
◇ 赤い旅券 光文社文庫 1986
◇ 闇刑事 シャピオノベルス 1986 のち集英社文庫
◇ 死刑台の伝説 光風社ノベルス 1986 のちケイブンシャ文庫
◇ 「ガラスの城」殺人事件 光文社 1986 (カッパ・ノベルス)
◇ むくろ草紙 中公文庫 1986
◇ 東北四大祭り殺人事件 サンケイ出版 1987 のち光文社文庫
◇ 呪いの火刑 光風社出版 1987 (Kofusha novels)
◇ 社内報殺人事件 ケイブンシャ文庫 1988
◇ 最終電車を待つ女 ケイブンシャ文庫 1988
◇ 闇の殺人双曲線 光風社出版 1988
◇ 地下社長室 双葉ノベルス 1988 のち文庫
◇ 死者の失踪 双葉ノベルス 1988 のち文庫
◇ 魔界の紋章 桃園文庫 1988
◇ 悪魔の壁画 集英社 1988 のち文庫
◇ 娘よ暗い河を渉れ 広済堂出版 1988
◇ 帝都発幻影列車 ある明治高官爆殺事件 祥伝社 1988
◇ 首のない女優 双葉ノベルス 1989 のち文庫
◇ 緋の迷路 プレジデント社 1989
◇ 目撃者狩り 光風社出版 1989 (Kofusha novels)
◇ 水曜日が怖い 連続放火殺人事件 祥伝社 1989 (ノン・ポシェット)
◇ 死を招く亡霊 ケイブンシャ文庫 1989
◇ パリ発殺人指令 光文社文庫 1989
◇ 二人の聖徳太子 光文社 1990 (カッパ・ノベルス)
◇ 殺意の迷路 桃園新書 1990 「灰色刑事」文庫
◇ 赤い旅客機 光文社文庫 1990
◇ 北の運河殺人事件 双葉ノベルス 1990 のち文庫
◇ 真っ赤な身代金 実業之日本社 1990 (Joy novels) 「誘拐漂流」桃園文庫
◇ 鬼女伝説殺人事件 光文社文庫 1991
◇ 消えた信長 光文社 1991 (カッパ・ノベルス)
◇ 長崎殺人双曲線 ケイブンシャ文庫 1991
◇ 蒼ざめた祖国 新日本出版社 1991 のち集英社文庫
◇ 風と雲の伝説 私説太閤記 光風社出版 1991 のち文庫
◇ ある蒸発 ケイブンシャ文庫 1991
◇ 仮面をぬいだ家康 光文社 1991 (カッパ・ノベルス)
◇ 砂の霊柩車 ケイブンシャノベルス 1992 のち文庫
◇ 白い皇帝の伝説 実業之日本社 1992 (Joy novels)
◇ 「二人の義経」殺人事件 ケイブンシャ文庫 1992
◇ 義経の首 光風社出版 1993 (Kofusha novels)
◇ 悪魔の病室 光風社出版 1994 (Kofusha novels)
◇ 白い旅券 学習研究社 1994 (Femina novels)
◇ 紫色の凶器 光風社出版 1995 (Kofusha novels)
◇ 父と子の荒野 集英社 1995
◇ 黄色い殺人鳥 光文社 1995 (カッパ・ノベルス)
◇ 微笑する凶器 桃園新書 1995
◇ 赤い法廷 桃園新書 1996
◇ 竜馬暗殺 捜査報告書 光風社出版 1996 のち文庫
◇ 心霊写真殺人事件 桃園新書 1997
◇ 社命殺人 桃園新書 1998
◇ 五万人の死角 東京ドーム毒殺事件 光文社 1999 (カッパ・ノベルス)
◇ 悪魔の透視図 桃園新書 1999
◇ 捜査刑事 桃園新書 2000
◇ 密殺法廷 桃園新書 2001

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