追悼の森 =立川談志さん死去=

I was thunderstruck at the news of his death

Top Page    有名人訃報一覧【た~ち~つ~て~と】 著名人訃報一覧【た~ち~つ~て~と】  著名人訃報一覧 2011年 著名人訃報一覧 Ver.51
nagomi画像
Smart Phone
スマートフォンサイト訃報

落語家で元参院議員  立川談志 さん死去

2011年(平成23年)11月21日 死去 享年75歳

立川談志写真  

落語家で元参院議員  立川談志 さん死去

歯にきぬ着せぬ毒舌で注目を集めた落語家で元参院議員の 立川 談志(たてかわ だんし)さんが2011年(平成23年)11月21日午後2時24分、喉頭がんのため東京都内の病院で死去した。75歳だった。

1997年(平成9年)に食道がんであることを自ら高座で告白。その後、数回の手術を受けた。近年は体調不良が続き、治療に専念するため落語の公演などは全てキャンセルしていた。一時期、高座に復帰したものの、昨年11月には喉頭がんが再発。今年3月6日の一門会が最後の高座となった。親族で密葬を済ませ、後日、都内でお別れの会を開く予定。喪主は妻の則子さん。

人物 / 略歴

立川 談志(たてかわ だんし、1936年(昭和11年)1月2日 ~ 2011年(平成23年)11月21日)

東京府小石川区(現在の東京都文京区)出身。本名は松岡 克由(まつおか かつよし)。落語家、元参院議員。

落語立川流家元。7代目(自称5代目)の死後は空き名跡となっている。

政治家として参議院議員を1期、沖縄開発庁の政務次官を36日間務めた。サイバー大学客員教授。

◆ 概 説

古典落語に広く通じ、現代と古典との乖離を絶えず意識しつつ、長年にわたって理論と感覚の両面から落語に挑み続けていた。

古典落語を現代的価値観・感性で表現しなおそうという野心的努力は高く評価され、天才と称されるがその荒唐無稽、破天荒ぶりから好き嫌いが大きく分かれる落語家の一人でもあった。落語の他、講談、漫談をも得意とするなど、芸域の広さで知られた。

自ら落語立川流を主宰し、「家元」を名乗る。出囃子は『木賊刈』(とくさがり)。

5代目三遊亭圓楽、3代目古今亭志ん朝、5代目春風亭柳朝(柳朝死去後は8代目橘家圓蔵)と共に『江戸落語四天王』と呼ばれた。

◆ 立川談志 / 家 族

息子は所属事務所有限会社「談志役場」社長の松岡慎太郎。
弟は松岡由雄(立川企画社長 ←「まむしプロダクション」でマネージャー)。
娘は銀座のクラブホステスママ、松岡弓子。元バラエティタレントで、当時の芸名は松岡まこと。

◆ 立川 談志 / 逸話 ・ エピソード

熱海に出かけたが弟子たちの働きぶりが気に入らず、弟子全員の衣類と財布を持って先に東京に帰ってしまい、弟子たちはどうしようもなく旅館から電車賃を借り、旅館の浴衣姿でやっと帰ってきたという。談志自身の著作・弟子の著作双方に記載されている。

いかに荒っぽいいたずらであろうと「洒落」の一言で済ませてしまう乱暴な談志を、唯一閉口させたのは石井伊吉(毒蝮三太夫)であった。鉄道駅のプラットホームで電車を待っていた談志を電車入線間際に線路に突き落とそうとし、運良く落ちずに済んだ談志が「死んだらどうするんだ!」と怒鳴りつけたが、毒蝮は笑って曰く「洒落のわからないやつだと言ってやる」。

「笑点」の収録で大阪に行った際、道頓堀で暴漢に刃物で後頭部を切られた談志を見た毒蝮が「おい、貯金箱だな」と言って頭の傷口に硬貨を入れようとし一緒にいた笑点メンバーたちは大笑いしたという。石井に「毒蝮三太夫」の芸名を与えたのは談志である。

◇ 5代目三遊亭圓楽と同様に、睡眠薬を大量に服用するのが好きである。とりわけ、睡眠薬をかじりながら酒を飲むというのがたまらないと語っている。

1997年に咽頭癌の手術。しかし、この時は白板症と診断され「癌もどき」と。術後、医者から止められていたにもかかわらず記者会見では堂々とタバコを吸った。

落語自体の将来を憂えており、「驚きももの木20世紀」において、一肌脱いでやろうと、本当に全裸になってポーズをとった(当然、モザイクはかかった)。

バスケットボールリーグNBAのファンとしても知られ、落語のネタにできるほどの知識を持っている。特にサクラメント・キングスとジェイソン・ウィリアムスを熱心に応援している。

戒名は「立川雲黒斎家元勝手居士」(たてかわうんこくさいいえもとかってこじ)。生前に自分で決めていた。

報道各紙の訃報の見出しは「談志が死んだ」だった。生前故人は「上から読んでも下から読んでも、談志が死んだ!」と書いてくれと云っていた。

特記事項

落語口演の活字化のほか、落語に関するエッセイ的な考察を多数著している。

修業時代から生に接した有名無名の寄席芸人・俳優・歌手・ストリッパーなどの系譜に非常に詳しく、『談志楽屋噺』など芸能史を語る貴重な回想録もある。

◆ 立川談志 / 著 書

◇ 『現代落語論』 三一書房 1965年 ISBN 978-4380650079
◇ 『あなたも落語家になれる』三一書房 1985年 ISBN 978-4380852299
◇ 『談志人生全集』
◇ 『立川談志独り会』 三一書房
◇ 『新釈 落語咄』 中央公論社 1995年、のち中公文庫 1999年 ISBN 4122034191
◇ 『新釈 落語咄 PART II』 中央公論社 1999年、後、中公文庫(『新釈 落語咄その2』と改題) 2002年
◇ 『談志楽屋噺』
◇ 『談志百選』
◇ 『食い物を粗末にするな』 講談社 2000年 ISBN 978-4062720069
◇ 『談志絶倒 昭和落語家伝』
◇ 『談志映画噺』
◇ 『人生、成り行き』
◇ 『談志 最後の落語論』
◇ 『談志 最後の根多帳』
◇ 『談志の落語』

※ 最近の著作では「原稿の校正をしない」というポリシーを表明しており、エッセイでは大幅な脱線が付き物となっている。

◆ A Related Words :
立川談志三回忌 特別公演 立川流 談志まつり/奥田民生 立川談志/松本人志 立川談志/立川談志 ドラマ/立川談志 情熱大陸/太田光 立川談志/立川談志の弟子/立川談志 おぎやはぎ/上岡龍太郎 立川談志/人生、成り行き 天才落語家立川談志/立川談志 一門/立川談志 癌/立川談志 プロフィール/立川談志 略歴

Page Top

スマートフォン / PC サイト