追悼の森 =なだいなだ さん死去=

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作家、精神科医  なだ いなだ さん死去

2013年(平成25年)6月6日 死去 享年83歳

なだ いなだ写真  なだ いなだ訃報

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作家、精神科医  なだ いなだ さん死去

作家で精神科医の なだ いなだ(本名は堀内 秀 = ほりうち しげる)さんが2013年(平成25年)6月6日、死去した。83歳だった。

慶應義塾大学医学部在学時にフランスに留学し、フランス人女性と結婚。帰国後、四女をもうけた。娘たちに人生を語りかけた「パパのおくりもの」や「人間、この非人間的なもの」「権威と権力」「老人党宣言」など多数の著書がある。鋭い文明考察とユーモアあふれる文章で幅広い執筆活動を続けた。

人物 / 略歴

なだ いなだ(1929年6月8日 ~ 2013年 6月8日 )

東京都に生まれる。本名は堀内 秀(しげる)。精神科医、小説家、評論家。

日本テレビ放送番組審議会委員。「なだいなだ」はペンネームで、スペイン語の "nada y nada"(何もなくて、何もない)に由来する。

◆ 略 歴

母方は祖父の代まで医師の家系。東京市牛込区(現在の東京都新宿区)新小川町の同潤会江戸川アパートに育つ。

公立受験に失敗し、旧制麻布中学校に入学。2年の後半から仙台陸軍幼年学校に進む。同期に加藤秀俊やいずみたくがいた。

敗戦に伴い、麻布中学に復学。同期にフランキー堺.小沢昭一.加藤武.仲谷昇らがいた。

慶應義塾大学医学部卒。同時期の北杜夫とは医局時代からの親交を結ぶ。大学時代にアテネフランセで学びフランス語が堪能で、フランス政府給費留学生制度により留学した。フランス人女性と結婚、日本に帰国し四女をもうける。(夫人は、1970年代にNHKラジオのフランス語入門でゲストを務めたルネ・ラガーシュ。)

小説家としては1959年から1967年にかけて、「海」「帽子を…」「神話」「トンネル」「童話」「しおれし花飾りのごとく」の6作で芥川賞にのぼるが、いずれも落選している。これは阿部昭、増田みず子、島田雅彦らとともに最多落選記録である。

医師としての専門は精神科で、アルコール中毒(現在のアルコール依存症)をメインテーマとしていた。井の頭病院を経て国立療養所久里浜病院に勤務。1961年に慶應義塾大学で博士号取得。題は「非定型的循環病を中心としたいわゆる内因性精神病に関する考察」。

1988年から1990年まで明治学院大学国際学部の教授を務め、人間論を講じる。

2003年に筑摩書房から出版した『老人党宣言 :ISBN 4480863508』をきっかけに、インターネット上のヴァーチャル政党「老人党」を立ち上げ、活動をおこなった。

特記事項

2013年6月8日の誕生日(84歳)に当たって、すでに死去していたことが判明したと報道された。

◆ なだ いなだ / 主な著書

◇ パパのおくりもの(文藝春秋新社、1965 のち文庫、ちくま文庫
◇ 帽子を… 文藝春秋、1966(筑摩書房)
◇ クレージイ・ドクターの回想(文藝春秋、1966)のち文庫
◇ アルコール中毒 社会的人間としての病気 紀伊国屋新書 1966 「アルコーリズム」朝日文庫
◇ れとると(大光社、1967)のち角川文庫--- 第57回芥川賞候補作
◇ 片目の哲学 続・パパのおくりもの 大光社 1967 のち角川文庫、ちくま文庫
◇ なだ・いなだ詩集 スケルツオ みゆき書房 1968
◇ 私の家族旅行(日本交通公社、1969)
◇ 娘の学校(中央公論社、1969)のち文庫
◇ お医者さん 医者と医療のあいだ(中公新書、1970):毎日出版文化賞受賞
◇ クヮルテット 第1楽章性転換手術 文藝春秋 1970 のち集英社文庫、ちくま文庫
◇ 心の底をのぞいたら 心の研究(筑摩書房、1971)のち文庫
◇ しおれし花飾りのごとく( 毎日新聞社、1972)のち集英社文庫
◇ 人間、この非人間的なもの(筑摩書房、1972年 のち文庫
◇ 透明人間、街をゆく(文藝春秋、1973)
◇ カペー氏はレジスタンスをしたのだ(毎日新聞社、1973)のち集英社文庫
◇ からみ学入門(角川書店、1974)のち文庫
◇ おっちょこちょ医(筑摩書房、1974)のち集英社文庫
◇ 続・娘の学校(中央公論社、1974)のち文庫
◇ 権威と権力―いうことをきかせる原理・きく原理(岩波新書、1974)
◇ 野越えやぶ越え『医車』の旅 毎日新聞社 1974 のち文春文庫
◇ ワイン 七つの楽しみ 平凡社カラー新書 1974
◇ おしゃべりフランス料理考 1975 (平凡社カラー新書)
◇ ぼくだけのパリ 1976 (平凡社カラー新書)
◇ TN君の伝記(福音館書店、1976)[中江兆民の伝記]のち文庫 ISBN 4834018849
◇ カルテの余白(毎日新聞社、1977)のち集英社文庫
◇ 教育問答 1977.12 (中公新書)
◇ 間切りの孫二郎とそのクルーの物語 角川書店 1978.6 「夢をみた海賊」ちくま文庫
◇ くるいきちがい考(筑摩書房)1978 のち文庫
◇ わが輩は犬のごときものである(平凡社)1978
◇ 不眠症諸君!(文藝春秋)1979 のち文庫
◇ あなたへの手紙~娘の幸福のためのカルテ(文化出版局)1979 のち角川文庫
◇ 親子って何だろう なだいなだの親子観 主婦と生活社 1979.9 のち角川文庫、ちくま文庫
◇ 三言でいえば 毎日新聞社 1980.12 のち角川文庫
◇ 鞄の中から出てきた話 毎日新聞社 1981.4 のち集英社文庫
◇ ふりかえりふりかえりつつ子を育て(日本書籍)1981
◇ なだいなだ全集 全12巻 筑摩書房 1982-83
◇ おやじの説教(潮出版社)1982 のち文庫
◇ 旅べたなれど(毎日新聞社)1983 「こころの散歩」三笠書房知的生き方文庫
◇ 悩んで人間じゃないですか 親と子の相談室(主婦と生活社)1984
◇ 子ども商品がく 物と子どもの出会い(チャイルド本社)1984
◇ ぼくはへそまがり(ポプラ社)1984
◇ 信じることと、疑うこと 径書房 1985.5 (こみち双書) のちちくま文庫
◇ 童話ごっこ 筑摩書房、1985.10 「あたまの童話体操」文庫
◇ 影の部分(毎日新聞社)1985
◇ 江戸狂歌(古典を読む) 岩波書店 1986 のち同時代ライブラリー
◇ 娘の学校同窓会 南想社 1986.6 のち集英社文庫
◇ こころのかたち(毎日新聞社、1988)のち三笠書房知的生き方文庫
◇ 現代親子ロジ-(チャイルド本社)1989
◇ どうでもいいようで、やっぱりどうでもいい話(毎日新聞社、1989)「おとなのおやつ」ちくま文庫
◇ どうしたらいいの? 子供のホンネ親の本音(ファラオ企画)1990
◇ 君はクジラを見たか(NOVA出版)1992
◇ 民族という名の宗教 人をまとめる原理・排除する原理 岩波新書 1992.1
◇ アルコール中毒 物語風(五月書房)1992
◇ こころの昼と夜(三笠書房 (知的生きかた文庫)1993
◇ やぶ医者が見た日本の医療(アドバンテージサーバ)1993
◇ こころ医者の手帳 毎日新聞社 1993.10 のちちくま文庫
◇ 猫と海賊(偕成社、絵:小幡堅)1995
◇ いじめを考える(岩波ジュニア新書、1996)
◇ 孫のための「まごまご塾」(中央公論社)1998
◇ アルコール問答(岩波新書)1998
◇ こころの七クセ(金子書房、1999)
◇ つむじ先生の処方箋(五月書房、1999)
◇ こころを育てる―杉林がいいか雑木林がいいか (ジャパンタイムズ、2000)
◇ 人間、とりあえず主義(筑摩書房)2002
◇ 神、この人間的なもの 宗教をめぐる精神科医の対話(岩波新書)2002
◇ 老人党宣言(筑摩書房)2003
◇ 専門馬鹿と馬鹿専門 つむじ先生の教育論(筑摩書房)2005
◇ こころの底に見えたもの ちくまプリマー新書、2005
◇ ふり返る勇気(筑摩書房)2006
◇ こころ医者入門 日本放送出版協会 2006.10 (NHKシリーズ) 「こころ医者講座」ちくま文庫

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