追悼の森 =山崎豊子さん死去=

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作家  山崎 豊子 さん死去

2013年(平成25年)9月29日 死去 享年88歳

山崎豊子写真  

作家  山崎豊子 さん死去

「白い巨塔」や「沈まぬ太陽」など社会派の長編小説で知られる作家の 山崎 豊子(やまさき とよこ)さんが2013年9月29日午前2時10分、心不全のため入院先の病院で死去した。88歳だった。

1958年(昭和33年)、吉本興業を創業した吉本せいをモデルにした「花のれん」で第39回直木賞を受賞した。これを機に、毎日新聞を退社し作家に専念した。「白い巨塔」「華麗なる一族」「不毛地帯」「大地の子」など、社会問題に鋭く切り込んだベストセラー小説を書き続けた。また、作品の多くが映画、ドラマ化され社会的な反響を呼んだ。

人物 / 略歴

山崎 豊子(やまさき とよこ、1924年(大正13年)11月3日 ~ 2013年(平成25年)9月29日)

大阪府大阪市中央区出身。本名は杉本 豊子(すぎもと とよこ)。小説家。

◆ 略 歴

旧制京都女子専門学校(現:京都女子大学)国文学科卒業。

実家は老舗昆布企業である小倉屋山本。

旧制女専を卒業後、毎日新聞社に入社した。大阪本社学芸部に勤務し、学芸副部長(当時)・井上靖のもとで記者としての訓練を受けた。

勤務のかたわら小説を書きはじめ、1957年(昭和32年)に生家の昆布屋をモデルに、親子二代の商人を主人公とした『暖簾』を刊行して作家デビュー。翌年吉本興業を創業した吉本せいをモデルにした『花のれん』により第39回直木賞を受賞。新聞社を退職して作家生活に入る。

初期の作品は船場など大阪の風俗に密着した小説が多く、その頂点が足袋問屋の息子の放蕩・成長を描いた『ぼんち』であり、市川雷蔵主演により映画化された。

1963年(昭和38年)より連載を始めた『白い巨塔』は大学病院の現実を描いた鋭い社会性で話題を呼び、田宮二郎主演で映画化されたほか、数回に亘りテレビドラマ化された。これも大阪大学医学部がモデルとなっており、大阪の風俗が作品への味付けとなっている。

神戸銀行(現在の三井住友銀行)をモデルとした経済小説、『華麗なる一族』も佐分利信の主演で映画化され、さらに2度に亘りテレビドラマ化された。

その後、テーマ設定を大阪から離し、戦争の非人間性など社会問題一般に広げていった。『不毛地帯』、『二つの祖国』、『大地の子』の戦争3部作の後、日本航空社内の腐敗や航空機事故を扱った、『沈まぬ太陽』を発表した。

1991年(平成3年)、菊池寛賞受賞。

最近では『文藝春秋』2005年(平成17年)1月号から2009年(平成21年)2月号まで西山事件をモデルとした『運命の人』を連載した。

新潮社で『沈まぬ太陽』までの作品を収めた『山崎豊子全集』全23巻が刊行され、2005年(平成17年)に完結。

2009年(平成21年)『運命の人』で毎日出版文化賞特別賞受賞。

『大地の子』で引退を考えたが、「芸能人には引退があるが、芸術家にはない、書きながら柩に入るのが作家だ」と新潮社の斎藤十一に言われ、執筆活動を継続している。書斎を「牢獄」と呼び、作品を脱稿すると「出獄!」と言って喜ぶという。

2013年8月より週刊新潮にて新作「約束の海」の連載を開始していたが、2013年9月29日に死去。88歳没。

特記事項

1961年(昭和36年)、パリを舞台にした「女の勲章」の取材中に元同僚と結婚した。

「日本のバルザック」と呼ぶファンがいる一方、参考とした資料をほとんど脚色せず作品に反映させたため、盗作との指摘を資料の執筆者から何度も受けている。

◆ 山崎 豊子 / 作品リスト(小説)

◇ 暖簾 1957年 東京創元社
◇ 花のれん 1958年 中央公論社
◇ ぼんち 1959年 新潮社
◇ しぶちん(短編集) 中央公論社
◇ 女の勲章 1961年 中央公論社
◇ 女系家族 1963年 文藝春秋新社
◇ 花紋 1964年 中央公論社
◇ 白い巨塔 1965年-1969年 新潮社
◇ 仮装集団 1967年 文藝春秋
◇ 華麗なる一族 1973年 新潮社
◇ 不毛地帯 1976年-1978年 新潮社
◇ 二つの祖国 1983年 新潮社 NHK大河ドラマ「山河燃ゆ」の原作。
◇ 大地の子 1991年 文藝春秋
◇ ムッシュ・クラタ(中・短編集) 1993年 新潮社
◇ 沈まぬ太陽 1999年 新潮社
◇ 運命の人 2009年 文藝春秋

◆ 山崎 豊子 / 映像化

主要作品の大半が映画化およびドラマ化されている。

2013年現在、一度も映像化されていないのは、中・短編小説では『死亡記事』、『ムッシュ・クラタ』、『へんねし』、『醜男』、『晴着』、長編小説では『仮装集団』のみである。

◆ 山崎 豊子 / エッセイ

◇ 『大地の子』と私(1996年、文藝春秋) ISBN 4167556057

◆ 山崎豊子 自作を語る(単行本)

◇ 作家の使命 私の戦後(2009年、新潮社) ISBN 4103228202
◇ 大阪づくし 私の産声(2009年、新潮社) ISBN 4103228210
◇ 小説ほど面白いものはない(2009年、新潮社) ISBN 4103228229

◆ 山崎 豊子 / 文庫

◇ 作家の使命 私の戦後 作品論(2011年、新潮社) ISBN 4101104492
◇ 大阪づくし 私の産声 人生編(2011年、新潮社) ISBN 4101104506

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