追悼の森 =渡辺淳一さん死去=

I was thunderstruck at the news of his death

Top Page    有名人訃報一覧【ら~り~る~れ~ろ~わ】 著名人訃報一覧【ら~り~る~れ~ろ~わ】  著名人訃報一覧 2014年 著名人訃報一覧 Ver.35
nagomi画像
Mobile View
スマートフォンサイト訃報

作家 渡辺 淳一 さん死去

2014年(平成26年)4月30日 死去 享年80歳

渡辺淳一写真  

作家 渡辺淳一 さん死去

中高年の性愛を大胆に描いた「失楽園」や「ひとひらの雪」などの作品で知られる作家の 渡辺 淳一(わたなべ じゅんいち)さんが2014年(平成26年)4月30日午後11時42分、前立腺がんのため東京都内の自宅で死去した。80歳だった。

札幌医科大学卒。整形外科医師として勤務する一方、北海道の同人誌に執筆を続けた。1968年(昭和43年)に同医科大で行われた心臓移植に関して脳死判定に疑義を唱えた「小説 心臓移植」が問題視され、1969年(昭和44年)辞職し、作家に専念。翌年、「光と影」で直木賞を受賞した。以来、40年以上にわたり第一線で幅広いテーマで執筆を続け、ベストセラーを連発した。また、多くのエッセイも手がけている。

人物 / 略歴

渡辺 淳一(わたなべ じゅんいち、1933年(昭和8年)10月24日 ~ 2014年(平成26年)4月30日)

北海道上砂川町朝陽台出身。作家。医学博士。

◆ 略 歴

1958年札幌医科大学医学部卒業。

1964年札幌医科大学助手、1966年同大医学部整形外科教室講師。医業と並行して、北海道の同人誌に執筆を続ける。

同大学の和田寿郎教授による和田心臓移植事件を題材にした『小説・心臓移植』(1969年3月。後に『白い宴』と改題、角川文庫)を発表し、大学を去る。

1970年、37歳の時に総理大臣寺内正毅をモデルとしたとされる『光と影』で第63回直木賞を受賞し、本格的に作家活動を開始した。

主題は、伝記(『花埋み』『女優』『遠き落日』など)、医療(『白い宴』『麻酔』など)、恋愛(『化身』『失楽園』『愛の流刑地』など)の三つに大別されるが、各ジャンルを融合したものも少なくない。

直木賞、吉川英治文学賞、中央公論文芸賞、柴田錬三郎賞、島清恋愛文学賞選考委員。

2014年4月30日午後11時42分、前立腺癌のため東京都内の自宅で死去。80歳没。

◆ 経歴

・ 1933年10月24日 数学教師の長男として誕生
・ 1943年 旭川師範学校附属小学校(現北海道教育大学附属旭川小学校)編入
・ 1946年 札幌市立幌西小学校卒業
・ 1949年 学制改革で北海道立札幌第一中学校(新制)卒業
・ 1952年 北海道札幌南高等学校卒業(同期に荒巻義雄)
・ 北海道大学理類入学
・ 1954年 札幌医科大学医学部入学
・ 1958年 札幌医科大学医学部卒業
・ 三井厚生病院(現 三井記念病院)でインターン
・ 1959年 医師免許取得
・ 札幌医科大学大学院医学研究科博士課程入学
・ 1963年 大学院修了、医学博士(論文名『P32による骨移植の実験的研究』)
・ 1964年 札幌医科大学整形外科教室助手
・ 1966年 札幌医科大学整形外科教室講師
・ 1969年 札幌医科大学を退職
・ 1970年 作家専業
・ 2014年4月30日 死去

◆ 受賞歴

・ 1965年(昭和40年) 第12回新潮同人雑誌賞 - 『死化粧』
・ 1970年(昭和45年) 第63回直木賞 - 『光と影』
・ 1979年(昭和54年) 第14回吉川英治文学賞- 『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』
・ 1983年(昭和58年) 第48回文藝春秋読者賞 - 『静寂の声 ― 乃木希典夫人の生涯』
・ 2001年(平成13年) アイスランド隼勲章騎士章
・ 2003年(平成15年) 紫綬褒章
・ 2003年(平成15年) 菊池寛賞
・ 2011年(平成23年) 第72回文藝春秋読者賞 - 『天上紅蓮』

特記事項

整形外科医師として在籍していた札幌医科大で行われた日本初の心臓移植手術(1968年8月8日)に対し、学内にありながら疑義を呈したため、大学を去ることとなり、筆一本で生きていくことになった。

◆ 渡辺淳一 / 著書(小説)

◇ ダブル・ハート 文藝春秋 1969 「死化粧」角川文庫、文春文庫
◇ 北方領海 学習研究社 1969
◇ プレパラートの翳 講談社 1969 「自殺のすすめ」角川文庫、文春文庫、「病める岸」講談社文庫
◇ 小説心臓移植 文藝春秋 1969 (ポケット文春)
◇ 二つの性 広済堂出版 1970 「酔いどれ天使」角川文庫
◇ ガラスの結晶 講談社 1970 「秋の終りの旅」講談社文庫
◇ 母胎流転 角川書店 1971
◇ リラ冷えの街 河出書房新社 1971 のち新潮文庫
◇ 恐怖はゆるやかに 角川書店 1971 のち文庫、中公文庫
◇ 富士に射つ 文藝春秋 1972 のち文庫
◇ パリ行最終便 河出書房新社 1972 のち新潮文庫
◇ 無影燈 毎日新聞社 1972 のち角川文庫、文春文庫
◇ 空白の実験室 青娥書房 1972
◇ 白き手の報復 毎日新聞社 1972 のち中公文庫、新潮文庫
◇ 十五歳の失踪 講談社 1972
◇ 阿寒に果つ 中央公論社 1973 のち文庫、角川文庫、扶桑社文庫
◇ 雪舞 河出書房新社 1973 のち文春文庫
◇ 野わけ 集英社 1974 のち文春文庫、集英社文庫、角川文庫
◇ 北都物語 河出書房新社 1974 のち新潮文庫
◇ 氷紋 講談社 1974 のち文庫
◇ 白き狩人 祥伝社 1974 (ノン・ノベル)のち集英社文庫
◇ 白き旅立ち 新潮社 1975 のち文庫
◇ 四月の風見鶏 文藝春秋 1976 のち文庫、角川文庫
◇ 夜の出帆 文藝春秋 1976 のち文庫、角川文庫
◇ 白い宴 角川文庫 1976
◇ 失われた椅子 文春文庫 1976 のち角川文庫
◇ 廃礦にて 角川文庫 1976 のち中公文庫
◇ まひる野 新潮社 1977 のち文庫
◇ 神々の夕映え 講談社 1978 のち文庫
◇ 公園通りの午後 毎日新聞社 1978 のち角川文庫、集英社文庫
◇ ふたりの余白 中央公論社 1978 のち文庫、集英社文庫
◇ 峰の記憶 文藝春秋 1978 のち文庫
◇ 優しさと哀しさと 集英社文庫 1978
◇ くれなゐ 集英社 1979 のち文庫
◇ 午後のヴェランダ 新潮社 1979 のち文庫
◇ 白夜 1-5 中央公論社 1980-88(自伝小説) のち文庫、新潮文庫、嶋中文庫、ポプラ文庫
◇ 流氷への旅 集英社 1980 のち文庫、角川文庫
◇ 麗しき白骨 毎日新聞社 1981 のち集英社文庫
◇ 七つの恋の物語 新潮社 1981 のち文庫
◇ 北国通信 集英社 1981 のち文庫、中公文庫
◇ 桐に赤い花が咲く 集英社文庫 1981 のち新潮文庫
◇ 化粧 朝日新聞社 1982 のち新潮文庫、講談社文庫、新潮文庫
◇ 退屈な午後 毎日新聞社 1982 のち新潮文庫
◇ 雲の階段 講談社 1982 のち文庫、角川文庫
◇ ひとひらの雪 文藝春秋 1983 のち文庫、角川文庫、集英社文庫
◇ 愛のごとく 新潮社 1984 のち文庫
◇ 風の岬 毎日新聞社 1985 のち角川文庫
◇ 長く暑い夏の一日 講談社 1985 のち文庫
◇ 化身 集英社 1986 のち文庫
◇ 別れぬ理由 新潮社 1987 のち文庫、中公文庫
◇ 浮島 角川書店 1988 のち文庫、文春文庫
◇ 桜の樹の下で 朝日新聞社 1989 のち新潮文庫、朝日文庫
◇ うたかた 講談社 1990 のち文庫、集英社文庫
◇ 風の噂 新潮社 1990 のち講談社文庫、新潮文庫
◇ 小指のいたみ 広済堂文庫 1990 のち文春文庫
◇ 影絵 ある少年の愛と性の物語 中央公論社 1990 のち文庫、扶桑社文庫
◇ メトレス愛人 文藝春秋 1991 のち文庫
◇ 何処へ 新潮社 1992 のち文庫
◇ 麻酔 朝日新聞社 1993 のち講談社文庫、朝日文芸文庫
◇ 夜に忍びこむもの 集英社 1994 のち文庫、文春文庫
◇ ヴェジタブル・マン(植物人間) 新潮文庫 1996
◇ 失楽園 講談社 1997 のち文庫、角川文庫
◇ かりそめ 新潮社 1999 のち文庫
◇ 泪壺 講談社 2001 のち文庫
◇ シャトウルージュ 文藝春秋 2001 のち文庫
◇ エ・アロール それがどうしたの 角川書店 2003 のち文庫
◇ 幻覚 中央公論新社 2004 のち文庫
◇ 愛の流刑地 幻冬舎 2006 のち文庫
◇ あじさい日記 講談社 2007

◆ 渡辺淳一 / 歴史・伝記小説

◇ 光と影 (短篇集。表題作が寺内正毅を題材としている) 文藝春秋 1970 のち文庫
◇ 花埋み 河出書房新社 1970(荻野吟子の伝記小説)のち新潮文庫、角川文庫、集英社文庫
◇ 冬の花火 角川書店 1975(中城ふみ子をモデルとしたもの) のち文庫、集英社文庫、文春文庫
◇ 遠き落日 角川書店 1979(野口英世の伝記小説)のち文庫、集英社文庫
◇ 長崎ロシア遊女館 講談社 1979 のち文庫
◇ 女優 集英社 1983(松井須磨子の伝記小説)のち文庫、角川文庫
◇ 静寂の声 乃木希典夫妻の生涯 文藝春秋 1988 のち文庫
◇ 君も雛罌粟われも雛罌粟 与謝野鉄幹・晶子夫妻の生涯 文藝春秋 1996 のち文庫
◇ 天上紅蓮 2011(白河法皇と待賢門院璋子を題材にしたもの) 文藝春秋

◆ 渡辺淳一 / 随筆など

◇ 解剖学的女性論 講談社 1972 のち文庫
◇ 渡辺淳一クリニック 対談集 文藝春秋 1974 のち文庫
◇ 雪の北国から 中央公論社 1976 のち文庫、角川文庫
◇ わたしの女神たち 角川書店 1976 のち文庫、集英社文庫
◇ 華麗なる年輪 対談集 光文社 1982 のち角川文庫
◇ 渡辺淳一未来学対談 講談社 1984 「ロマンチシズムとしての未来」文庫
◇ 12の素顔 渡辺淳一の女優問診 朝日新聞社 1984 のち角川文庫
◇ みずうみ紀行 光文社 1985 のち文庫、「湖畔幻想」角川文庫
◇ 男と女のいる風景 愛と生をめぐる言葉の栞334 新潮文庫 1987
◇ わたしの京都 講談社 1989 のち文庫
◇ 新釈・からだ事典 集英社 1989 のち文庫
◇ いま、ワーキングウーマンは… 対談集 朝日新聞社 1990
◇ いま脳死をどう考えるか 講談社 1991 のち文庫
◇ 脳は語らず 新潮文庫 1991 のち中公文庫
◇ 恋愛学校 集英社 1992 「シネマティク恋愛論」文庫
◇ 渋谷原宿公園通り 講談社 1992 「風のように・みんな大変」文庫
◇ 風のように・母のたより 講談社 1993 のち文庫
◇ 風のように・忘れてばかり 講談社 1994 のち文庫
◇ 創作の現場から 集英社 1994 のち文庫
◇ 風のように・返事のない電話 講談社 1995 のち文庫
◇ 遠い過去近い過去 角川書店 1995 のち文庫
◇ これを食べなきゃ わたしの食物史 集英社 1995 のち文庫
◇ ものの見かた感じかた 渡辺淳一エッセンス 講談社 1995 のち文庫
◇ 本屋でぼくの本を見た メディアパル、1996 のち角川文庫
◇ 風のように・嘘さまざま 講談社 1996 のち文庫
◇ 新釈・びょうき事典 Medical essay 集英社 1996 のち文庫
◇ 男というもの 中央公論社 1998 のち文庫
◇ 反常識講座 光文社 1998 「知的冒険のすすめ」知恵の森文庫
◇ 風のように・別れた理由 講談社 1998 のち文庫
◇ 風のように・不況にきく薬 講談社文庫 1999
◇ 源氏に愛された女たち 集英社 1999 のち文庫
◇ 男と女 講談社 1999 のち小学館文庫
◇ 風のように・贅を尽くす 講談社 2000 のち文庫
◇ マイセンチメンタルジャーニイ 集英社 2000 のち文庫
◇ 秘すれば花 サンマーク出版 2001 のち講談社文庫
◇ キッスキッスキッス 小学館 2002 「ラヴレターの研究」集英社文庫
◇ 手書き作家の本音 風のように 講談社 2002 のち文庫
◇ シニアのためのスーパーゴルフ塾 金井清一 文春ネスコ 2002
◇ 男の手のうち女の胸のうち 対談集 光文社 2003
◇ 男時・女時 風のように 講談社 2003 のち文庫
◇ 夫というもの 集英社 2004 のち文庫
◇ しなやかにしたたかに 日本放送出版協会 2004
◇ 風のように 女がわからない 講談社 2005 のち文庫
◇ 懲りない男と反省しない女 渡辺淳一と女たち 中央公論新社 2005 のち文庫
◇ 恋愛の毛沢東 あとの祭り 新潮社 2005 「指の値段」文庫
◇ みんな大変 講談社 2006 のち文庫
◇ 恋愛は革命 あとの祭り 新潮社 2006 「冬のウナギと夏のふぐ」文庫
◇ これだけ違う男と女 渡辺淳一と女たち 中央公論新社 2006 のち文庫
◇ 鈍感力 集英社 2007
◇ 知より情だよ あとの祭り 新潮社 2007 のち文庫
◇ 熟年革命 講談社 2008
◇ 人間も偽装が好き あとの祭り 新潮社 2008
◇ あきらめるのはまだ早い 対談ここまできた最新医学1-2 講談社 2008
◇ 欲情の作法 幻冬舎 2009
◇ 告白的恋愛論 角川書店、2009
◇ 事実婚 新しい愛の形 集英社新書、2011
◇ 私の履歴書 日経新聞連載、2013

◆ 渡辺淳一 / 映像化された作品

◇ 『花埋み』 ISBN 4-04-130714-7、ISBN 4-04-130715-5(角川文庫)
◇ 『遠き落日』 ISBN 4-10-117601-9(新潮文庫)
◇ 『リラ冷えの街』
◇ 『ひとひらの雪』(R-15指定)
◇ 『桜の樹の下で』(R-15指定)
◇ 『化身』(R-15指定)
◇ 『流氷の原』
◇ 『無影燈』(『白い影』)
◇ 『失楽園』(映画版のみR-15指定)
◇ 『エ・アロール それがどうしたの』
◇ 『氷紋』
◇ 『北都物語』
◇ 『野わけ』
◇ 『ダブル・ハート』(『冬の陽』)
◇ 『まひる野』
◇ 『くれなゐ』
◇ 『麻酔』
◇ 『阿寒に果つ』
◇ 『雪舞』(『雪舞い』)
◇ 『化粧』
◇ 『別れぬ理由』(映画版のみR-15指定)
◇ 『愛の流刑地』(映画版のみR-15指定)
◇ 『メトレス・愛人』(2000年)
◇ 『麗しき白骨』(『白き抗争』)(1983年、NHK土曜ドラマ)
◇ 『空白の実験室』(1986年、火曜サスペンス劇場にて)
◇ 『長く暑い夏の一日』(1988年、火曜サスペンス劇場にて)
◇ 『雲の階段』(2006年、韓国ドラマ・2013年、水曜ドラマ)
◇ 『マリッジリング』(2007年、R-15指定)
◇ 『泪壺』(2008年、R-15指定)

◆ A Related Words :
渡辺淳一 作品/渡辺淳一失楽園/渡辺淳一 家族/渡辺淳一 光と影/渡辺淳一 映画/渡辺淳一ブログ/渡辺淳一 女優/渡辺淳一 化粧/渡辺淳一 シャトー/渡辺淳一文学館/渡辺淳一 略歴/渡辺淳一 プロフィール/渡辺淳一 死去/訃報 渡辺淳一

Page Top

Mobile View / Desk Top