追悼の森 =吉行 あぐり さん死去=

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美容家 吉行あぐり さん死去

2015年(平成27年)1月5日 死去 享年107歳

吉行あぐり写真 

美容家 吉行あぐり さん死去

NHKの連続テレビ小説「あぐり」のモデルとなった美容師の 吉行 あぐり(よしゆき あぐり)さんが 2015年(平成27年)1月5日未明、肺炎のため死去した。107歳だった。

15歳の時、小説家として活躍した故吉行エイスケさんと結婚。東京都内に美容院を構え、美容家の草分けとして活躍。子育てに励んだ日々をつづった自叙伝「梅桃(ゆすらうめ)が実るとき」を発表。1997年(平成9年)、これを基にしたNHKの連続テレビ小説「あぐり」が放送され、注目を集めた。長男の故 吉行淳之介さん、次女の故 理恵さんはともに芥川賞作家。女優の吉行和子さんは長女である。

人物 / 略歴

吉行 あぐり(よしゆき あぐり、1907年(明治40年)7月10日 ~ 2015年(平成27年)1月5日)

岡山県岡山市出身。本名は吉行 安久利(読み同じ)。美容師。

1997年(平成9年)NHK連続テレビ小説『あぐり』のモデルでもある。自身の半生記「梅桃(ゆすらうめ)が実るとき」が原作となっている。

最初の夫、吉行エイスケとの間に長男・吉行淳之介(小説家)、長女・吉行和子(女優)、次女・吉行理恵(詩人、小説家)がいる。うち淳之介と理恵は彼女よりも先に他界した。

◆ 略 歴

1923年(大正12年)、岡山県立第一岡山高等女学校在学中に作家・吉行エイスケと結婚する。

日本の美容師の草分け山野千枝子のもとで2年間修行、1929年(昭和4年)に独立して山の手美容院を開店。

1940年(昭和15年)、夫・エイスケと死別する。

その後、昭和24年辻復と再婚する(1997年没)。

戦後は1952年(昭和27年)に東京・五番町(市ヶ谷駅前)に吉行あぐり美容室を開店。

90歳を過ぎても、馴染みの客に限定して美容師として仕事を続けていたが、2005年(平成17年)に閉店。

2003年(平成15年)に脳梗塞で倒れ入院。リハビリの末、身の回りのことを一通りこなせるまでに回復したが、2006年(平成18年)に骨折し、車椅子生活を余儀なくされる。

以後、娘の和子や介護者らに支えられ生活(105才の時点では和子と同じマンションの別の部屋に暮らしていた)。

新聞は2紙購読し時折エッセイや俳句・短歌などを記すなど、100歳を超えてなお矍鑠(かくしゃく)としていた。

2015年(平成27年)1月5日、肺炎のため死去。107歳没。

特記事項

日本の美容師免許所持者の中では最高齢であった。

90歳を越えてから長女の和子と共に海外旅行を頻繁に行うようになった。

◆ 吉行あぐり / 著書

◇ 『梅桃が実るとき』文園社 1986年 のち文春文庫
◇ 『母・あぐりの淳への手紙』文園社 1998年
◇ 『あぐり95年の奇跡』集英社be文庫 2002年
◇ 『「あぐり美容室」とともに 94歳の美容師、心は老いずがモットーです。』PHP研究所 2002年 のち文庫
◇ 『あぐり流夫婦関係・親子関係 しなやかに生きて96歳』素朴社 2003年

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