追悼の森 =松谷 みよ子さん死去=

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児童文学作家 松谷みよ子 さん死去

2015年(平成27年)2月28日 死去 享年89歳

松谷みよ子写真 

児童文学作家 松谷みよ子 さん死去

「龍の子太郎」や「ちいさいモモちゃん」シリーズなどで知られる児童文学作家の 松谷 みよ子(まつたに みよこ)さんが 2015年(平成27年)2月28日午後6時13分、老衰のため東京都内の病院で死去した。89歳だった。

高等女学校卒業後、会社勤めの傍ら童話を書き始めた。1951年(昭和26年)に初の童話集「貝になった子ども」を出版、第1回児童文学者協会新人賞を受賞。長編童話「龍の子太郎」は、講談社児童文学新人賞、国際アンデルセン賞優良賞などを受賞し、アニメ映画化や舞台化もされた。また、「ちいさいモモちゃん」シリーズは 600万部を超えるロングセラーになったほか、児童文学ではタブー視されていた離婚を描いたことでも話題になった。

人物 / 略歴

松谷 みよ子(まつたに みよこ、本名:松谷美代子、1926年2月15日 ~ 2015年2月28日)

東京市神田区に生まれる。児童文学作家。

父は社会派の弁護士で、無産政党代議士となった松谷與二郎。元夫は児童文学関係者で人形劇団座長の瀬川拓男。

◆ 略 歴

1943年、東洋高等女学校卒業。

旧日本勧業銀行に就職、その後JTBで編集に従事する。

1947年に長野で、1948年に東京で坪田譲治を訪れて びわの実学校で師事。

以後びわの実会では坪田の引退後も責任編集などを担当する。

1951年には初めての童話集『貝になった子供』があかね書房から出版され、第1回児童文学者協会新人賞を受賞する。

1955年11月、人形劇活動を通じて知り合った瀬川と結婚、12月にはともに人形劇団太郎座を創設。

1957年に瀬川と共著で『信濃の民話』を出版したのを皮切りに、松谷は民話の採録と再話を続けていく。

1960年の『龍の子太郎』は第1回講談社児童文学作品を受賞した。

同書で61年、第8回産経児童出版文化賞、62年、国際アンデルセン賞優良賞を受賞。

また、1961年には太郎座の第1回本公演で瀬川脚色による人形劇「龍の子太郎」が上演される。

1964年、『ちいさいモモちゃん』で第2回野間児童文芸賞を受賞。

1974年の『モモちゃんとアカネちゃん』で赤い鳥文学賞受賞。

その後、瀬川とは離婚。

1967年に刊行された『いないいないばあ』は当時ほとんど存在しなかった0歳児向けの愛読書である。

これに続く「あかちゃんの本」のシリーズも好評で、『いいおかお』(1967年)、『もうねんね』(1968年)、『のせてのせて』(1969年)、『おふろでちゃぷちゃぷ』(1970年)は累計100万冊を越えている。

2015年2月28日、老衰のため東京都内の病院で死去。89歳没。

特記事項

民話だけでなく、民間伝承の採集にも努める一方、「いないいないばあ」の赤ちゃん絵本シリーズなど幅広いジャンルで活躍した。

◆ 作品リスト(1990年以降)

◇ ベトちゃんドクちゃんからのてがみ 童心社 - 1991
◇ 小説・捨てていく話 筑摩書房 - 1992
◇ あの世からの火 直樹とゆう子の物語 偕成社 - 1993
◇ 松谷みよ子の本 全10巻 講談社 - 1994-96
◇ 現代民話考 9-12 立風書房- 1994-96
◇ りえ覚書 筑摩書房 - 1994
◇ 現代の民話 あなたも語り手、わたしも語り手 中公新書 - 2000
◇ 読んであげたいおはなし 松谷みよ子の民話 筑摩書房 - 2002
◇ 若き日の詩 童心社 - 2003
◇ 異界からのサイン 筑摩書房 - 2004
◇ 民話の世界 PHP研究所 - 2005
◇ 自伝 じょうちゃん 朝日新聞社 - 2007

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