追悼の森 =立花 隆さん死去=

I was thunderstruck at the news of his death

Top Page    有名人訃報一覧【た~ち~つ~て~と】 著名人訃報一覧【た~ち~つ~て~と】  著名人訃報一覧 2021年 著名人訃報一覧 Ver.15
nagomi画像

ジャーナリスト 立花 隆 さん死去

2021年(令和3年)4月30日 死去 享年80歳

立花隆写真 

Page Top

ジャーナリスト、評論家 立花 隆 さん死去

「田中角栄研究~その金脈と人脈」などの調査報道や、科学の最先端に迫るノンフィクション作品で知られる評論家で、ジャーナリストの 立花 隆(たちばな たかし)さんが 2021年(令和3年)4月30日午後11時38分、急性冠症候群のため死去した。80歳だった。本名は橘 隆志。

東大文学部仏文科卒業。1974年(昭和49年)、現職首相の金脈問題を追及する「田中角栄研究」を文芸春秋誌に発表。大きな反響を呼び、田中角栄首相退陣のきっかけを作ったとされ、「調査報道」の先駆的事例として知られた。宇宙や脳死からサル学、歴史まで多彩な著作を手掛け「知の巨人」のニックネームを持つ。1983年に菊池寛賞、1998年に司馬遼太郎賞をそれぞれ受賞。

人物 / 略歴

立花 隆(たちばな たかし、1940年(昭和15年)5月28日 ~ 2021年(令和3年)4月30日)

本名は橘 隆志。

長崎県長崎市に生まれる。

ジャーナリスト、ノンフィクション作家、評論家。

執筆テーマは、生物学、環境問題、医療、宇宙、政治、経済、生命、哲学、臨死体験など多岐にわたり、多くの著書がベストセラーとなる。

その類なき知的欲求を幅広い分野に及ばせているところから「知の巨人」のニックネームを持つ。

また、大下英治と並び「知の両巨頭」と評された。

◆ 略 歴

東京大学文学部フランス文学科卒業。

在学中は小説や詩を書き、イギリスで開かれた原水爆禁止世界会議に参加。

卒業論文はフランスの哲学者メーヌ・ド・ビラン。

★ 雑誌記者として

大学卒業後、文藝春秋に入社。

入社後は希望通り「週刊文春」に配属されるが3年足らずで退社。

1967年(昭和42年)、東京大学文学部哲学科に学士入学。

翌68年に東大紛争が勃発し休校となる。

★ ルポライターとして

東京大学休校中に、文春時代の仲間の誘いで文筆活動に入り、ルポライターとして活動を開始。

立花 隆」のペンネームで文藝春秋増刊号「素手でのし上がった男たち」を発表。

『諸君 !』の初代編集長・田中健五(後の『文藝春秋』編集長)との交友が後の「角栄研究」に繋がる。

東大哲学科を中退。

中東各地、地中海・エーゲ海を中心としたヨーロッパ諸国を放浪。

放浪期間中に偶然テルアビブ事件が発生。

東大紛争以後中断していたジャーナリスト活動を現地で再開した。

★ 田中角栄研究

1974年(昭和49年)『文藝春秋』11月特別号に、立花の「田中角栄研究~その金脈と人脈」と、児玉隆也の「淋しき越山会の女王」が掲載される。

田中金脈問題として大きな反響を呼び、田中角栄首相退陣のきっかけを作ったとされ。

特集 田中角栄研究」により児玉隆也とともに第36回文藝春秋読者賞を受賞。

文藝春秋は角栄批判から手を引くが(その為単行本は講談社で出された)。

その後も発表場所を変え、折に触れて田中の問題を取り上げた。

ロッキード事件で田中が逮捕された後は同事件の公判を欠かさず傍聴し、一審判決まで『朝日ジャーナル』誌に傍聴記を連載した。

なお、『朝日ジャーナル』での担当者は筑紫哲也。

1984年には、「田中角栄と私の9年間」で第45回文藝春秋読者賞を受賞。

★ 田中角栄研究以降

1976年(昭和51年)には『文藝春秋』に『日本共産党の研究』を連載。

これに対して日本共産党側が組織的な反立花キャンペーンを展開して反論し、大論争に発展した。

また、サイエンス関係のテーマにも手を広げる。

1981年には『中央公論』に「宇宙からの帰還」を発表。

そのほか、「サル学の現在」、「精神と物質」、「サイエンス・ナウ」、「電脳進化論」「脳を究める」、などのテーマを手がける。

また、NHKやTBSなどにおいてドキュメンタリー番組制作にも携わり、連動した臨死体験などの著作もある。

これらにより、1983年に菊池寛賞、1998年に司馬遼太郎賞をそれぞれ受賞。

1999年頃には前妻が末期がんに侵され、闘病の末2000年に死去。

2005年に東京大学大学院総合文化研究科特任教授に就任。

2007年、東京大学大学院情報学環特任教授、立教大学大学院特任教授に就任。

同年12月に膀胱癌の手術を受け、『文藝春秋』に手記「僕はがんを手術した」を発表。

2014年「読書脳 ぼくの深読み300冊の記録」で第68回毎日出版文化賞書評賞受賞。

2016年、「武満徹・音楽創造への旅」で吉田秀和賞受賞。

2021年4月30日、急性冠症候群のため死去。80歳没。

訃報は6月23日になって主要メディアで報じられた。

特記事項

俳優の梅宮辰夫・モータージャーナリストの徳大寺有恒は中学時代の先輩であり、三人とも陸上競技選手だった。

2020年刊行の「知の旅は終わらない」(文芸春秋)では「死んだ後については、葬式にも墓にもまったく関心がありません」と明かしていた。

立花さんは樹木葬で埋葬された。

◆ 著 作

◇ 『素手でのし上がった男たち』 - 番町書房
◇ 『思考の技術』 - 日経新書
◇ 『日本経済・自壊の構造』 - 日本実業出版社 - 菊入龍介名義
◇ 『中核 vs 革マル』 - 全2巻 講談社
◇ 『田中角栄研究』 - 講談社
◇ 『文明の逆説 危機の時代の人間研究』 - 講談社
◇ 『日本共産党の研究』 - 講談社
◇ 『ジャーナリズムを考える旅』 - 文藝春秋
◇ 『アメリカ性革命報告』 - 文藝春秋
◇ 『農協』 - 朝日新聞社
◇ 『ロッキード裁判傍聴記』 - 全4巻、朝日新聞社
◇ 『田中角栄いまだ釈明せず』 - 朝日新聞社
◇ 『宇宙からの帰還』 - 中央公論社
◇ 『「知」のソフトウェア』 - 講談社
◇ 『青春漂流』 - 講談社スコラ
◇ 『論駁 ロッキード裁判批判を斬る』 - 全3巻、朝日新聞社
◇ 『脳死』 - 中央公論社
◇ 『脳死再論』 - 中央公論社
◇ 『同時代を撃つ 情報ウオッチング』全3巻 - 講談社
◇ 『サイエンス・ナウ』 - 朝日新聞社
◇ 『サル学の現在』 - 平凡社
◇ 『脳死臨調批判』 - 中央公論社
◇ 『電脳進化論 ギガ・テラ・ペタ』 - 朝日新聞社
◇ 『巨悪 vs 言論』 - 文藝春秋
◇ 『臨死体験』 - 文藝春秋(全2巻)
◇ 『ぼくはこんな本を読んできた』 - 文藝春秋
◇ 『インターネット探検』 - 講談社
◇ 『脳を究める』 - 朝日新聞社
◇ 『立花隆の同時代ノート』 - 講談社
◇ 『インターネットはグローバル・ブレイン』 - 講談社
◇ 『立花隆・100億年の旅』 - 朝日新聞社
◇ 『100億年の旅2 宇宙・地球・生命・脳 その原理を求めて』 - 朝日新聞社
◇ 『100億年の旅3 脳とビッグバン』 - 朝日新聞社
◇ 『人体再生』 - 中央公論新社
◇ 『21世紀 知の挑戦』 - 文藝春秋
◇ 『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本』 - 文藝春秋
◇ 『東大生はバカになったか 知的亡国論+現代教養論』 - 文藝春秋
◇ 『解読「地獄の黙示録」』 - 文藝春秋
◇ 『「田中真紀子」研究』 - 文藝春秋
◇ 『「言論の自由」VS.「●●●」』 - 文藝春秋
◇ 『イラク戦争・日本の運命・小泉の運命』 - 講談社
◇ 『シベリア鎮魂歌 香月泰男の世界』 - 文藝春秋
◇ 『思索紀行 ぼくはこんな旅をしてきた』 - 書籍情報社
◇ 『エーゲ 永遠回帰の海』 - 書籍情報社
◇ 『天皇と東大 大日本帝国の生と死』 - 文藝春秋
◇ 『滅びゆく国家 日本はどこへ向かうのか』 - 日経BP
◇ 『ぼくの血となり肉となった500冊 そして血にも肉にもならなかった100冊』 - 文藝春秋
◇ 『小林・益川理論の証明 陰の主役Bファクトリーの腕力』 - 朝日新聞出版
◇ 『立花隆の書棚』 - 中央公論新社
◇ 『自分史の書き方』 - 講談社
◇ 『読書脳 ぼくの深読み300冊の記録』 - 文藝春秋
◇ 『四次元時計は狂わない 21世紀文明の逆説』 - 文春新書
◇ 『死はこわくない』 - 文藝春秋
◇ 『武満徹 音楽創造への旅』 - 文藝春秋
◇ 『「戦争」を語る』 - 文藝春秋
◇ 『知的ヒントの見つけ方』 - 文春新書
◇ 『知の旅は終わらない ~』 - 文春新書
◇ 『サピエンスの未来』 - 講談社現代新書

◆ A Related Words :
立花隆 現在/立花隆 コロナ/立花隆 猫ビル/立花隆 本/立花隆 がん/立花隆 臨死/立花隆 がん治療/立花隆 著書/立花隆 子供/立花隆 結婚/立花隆 略歴/立花隆 プロフィール/立花隆 死去/訃報 立花隆

Page Top

Mobile View / Desk Top