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婦人解放運動家、政治家  加藤シヅエ さん死去

2001年(平成13年)12月22日 死去 享年104歳

加藤シヅエ写真  

婦人解放運動家、政治家  加藤シヅエ さん死去

日本初の女性国会議員の一人として女性の地位向上に尽くした 加藤 シヅエ(かとう シヅエ)さんが2001年(平成13年)12月22日午前8時56分、呼吸不全のため東京都文京区の義理の娘宅で死去した。104歳だった。

1946年(昭和21年)4月、敗戦後初の衆議院議員総選挙に当選を果たし、その後、衆院2期、参院4期を務めた。国際的な貢献が評価され91歳で日本人初の国連人口賞を受賞した。100歳を超えてなお日本家族計画連盟会長を務めた。

人物 / 略歴

加藤 シヅエ(かとう シヅエ、1897年3月2日 ~ 2001年12月22日)

東京都出身。本名は静枝(旧姓:広田)。

日本の婦人解放運動家、政治家。夫は政治家の加藤勘十。娘はコーディネーターの加藤タキ。

早くから産児制限に関わり「不良な子孫の出生を防止する」と謳われた1948年の優生保護法成立に同じ日本社会党所属の衆議院議員である福田昌子や太田典礼と政治的には保守派であった参議院議員の谷口弥三郎と共に深く関わった。

◆ 略 歴

東京に裕福な実業家の家庭に生まれ、日本文化・西欧文化の両方に接して育つ。

1914年に女子学習院中等科を卒業してすぐ、27歳の石本恵吉男爵と一度目の結婚。

数年後、夫が労働問題の研究でアメリカへ渡ると、夫の後を追い二人の幼子を日本に残して1919年に渡米。

帰国直後の1922年に社会運動に理解のあった夫と共にサンガーを日本に招待し、講演会などを大々的に行った。これを機に日本での産児調節運動をスタートさせた。

1931年に日本産児調節婦人連盟を設立し、会長に就任する。1934年に、産児制限相談所を開設。

戦争が勃発し日中戦争によって相談所は閉鎖される。長男は出征し、次男は結核で病死。音信不通になった夫の負債のために自宅を売却することになり、ついに離婚を決意。

1944年3月に異居中だった夫と離婚が成立し、同年11月労働運動家の加藤勘十と結婚。1945年には、48歳で長女の多喜子を出産した。

1946年4月の敗戦後はじめての総選挙である第22回衆議院議員総選挙に当選し(初の女性代議士39名の中の1人でもある)、日本社会党に入党する。

1947年12月には人工妊娠中絶と強制的不妊手術を合法化する目的で、優生保護法の法案を福田昌子と太田典礼の3人で提出する。翌年に優生保護法は成立した。

1950年、第2回参議院議員通常選挙に全国区より当選。後1974年7月の政界引退まで参議院議員となる。

1970年春、勲二等宝冠章受章。

1988年に国連人口賞受賞。

1993年に女性のための政治スクール名誉校長に就任。

1995年に家族計画国際協力財団(現在の国際協力NGOジョイセフ)の会長となる。

2001年(平成13年)12月22日午前8時56分、呼吸不全のため東京都文京区の義理の娘宅で死去した。享年104歳。

特記事項

東京都名誉都民。

◆ 加藤シヅエ / 主な著作

◇ 『産児制限と婦人』1946年、読売新聞〈よみうり叢書3〉、全国書誌番号:46011323
◇ 『汝が名は母:わが半生の記』1948年、国民社、全国書誌番号:49006421
◇ 『ゆたかな生活を築くために : 受胎調節の実際的方法』1950年、大日本雄弁会講談社、全国書誌番号:50001837
◇ 『ひとすじの道』1956年、ダヴィッド社、全国書誌番号:57000070
◇ 『国土自然保護について』大石武一と共著、1972年、尾崎行雄記念財団、全国書誌番号:77101230
◇ 『ある女性政治家の半生』1981年、PHP研究所、全国書誌番号:82006154
◇ 『想い出のふる』1984年、自由書館、全国書誌番号:85014136
◇ 『ふたつの文化のはざまから : 大正デモクラシーを生きた女』船橋邦子(訳)※初版1985年、青山館。※2版1994年、不二出版。
◇ 『愛は時代を越えて』1988年、婦人画報社、〈女の自叙伝〉、全国書誌番号:89008136
◇ 『最愛のひと勘十へ:加藤シヅエ日記』船橋邦子(編)、1988年、新曜社、全国書誌番号:88052649
◇ 『愛・仕事・子育て ~すべてが生活』加藤タキと共著、1989年、大和書房、ISBN 4-479-01043-2(新装版1996年有)
◇ 『愛する「日本」への遺言』1995年、書苑新社、〈Voice books 3〉、ISBN 4-915125-72-6
◇ 『加藤シヅエ百歳:愛と勇気の言葉の記録』堤江実(編著)、1996年、婦人画報社、ISBN 4-573-21043-1
◇ 『百歳の幸福論:悔いなく今日を生きるための知恵』1996年、大和書房、ISBN 4-479-01088-2
◇ 『生きる:百歳人加藤シヅエ』1997年、日本放送出版協会、ISBN 4-14-005270-8
◇ 『加藤シヅエ:ある女性政治家の半生』1997年、日本図書センター、〈人間の記録12〉、ISBN 4-8205-4251-6
◇ 『加藤シヅエの遺言』1997年、求龍堂、ISBN 4-7630-9709-1
◇ 『加藤シヅエ104歳の人生:大きな愛と使命に生きて』加藤タキと共著、2002年、大和書房、ISBN 4-479-01146-3
◇ 『加藤シヅエ凛として生きる:104歳の人生が遺したもの』加藤タキと共著、2002年、大和書房、ISBN 4-479-01159-5
◇ 『産兒制限は是か否か?』田中耕太郎・式場隆三郎と共著、出版年不詳、農村文化協議會、放送討論會記録

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