追悼の森 =浦辺粂子さん死去=

I was thunderstruck at the news of his death

Top Page    有名人訃報一覧【あ~い~う~え~お】 著名人訃報一覧【あ~い~う~え~お】Etc-141
nagomi画像
Smart Phone
スマートフォンサイト訃報

女優  浦辺粂子 さん死去

1980年(昭和55年)10月26日 死去 享年87歳

浦辺粂子写真  

女優  浦辺粂子 さん死去

おばあちゃんアイドルとして親しまれた女優の 浦辺 粂子(うらべ くめこ)さんが1980年(昭和55年)10月26日 、火傷による呼吸不全のため東京都新宿区の東京医大病院で死去した。87歳だった。

前日の25日、自宅で料理中に和服の袂にコンロの火が引火し、全身に大火傷を負い病院に緊急搬送されていた。日本映画全盛時代は「名脇役」として目覚しい活躍を見せた。また、テレビのバラエティ番組でも「おばあちゃんアイドル」として人気を集めた。

人物 / 略歴

浦辺 粂子(うらべ くめこ、1902年10月5日 ~ 1989年10月26日)

静岡県賀茂郡下田町(現下田市)出身。 本名は木村 くめ。 女優。

◆ 略 歴

父は建長寺派、長松山泰平寺の住職(臨済宗)。

見高入谷尋常小学校に入学。

1914年に、父が駿東郡金岡村字岡宮(現沼津市岡宮)の妙心寺派・仏日山常照寺に移るにともなって、金岡尋常高等小学校に転校。

1917年に高等科を卒業して、私立の沼津女学校に進学した。

◆ 家 出

この頃から、休日にはよく母と一緒に芝居見物に上京するようになる。本格的に役者への願望が増していき、1919年に中退する。

しかし、家族に猛反対された。そこで、父には内緒で、母を口説き、20円の金を借りて家出する。

女優への足がかりとして沼津に来ていた奇術団の一座に飛び込み、遠山みどりの芸名で一座とともに全国を巡業する。1921年に山梨県大月に来たとき、やっと一座を抜けて上京する。

◆ デビュー

浅草の根岸歌劇団のオペラ小屋である、金竜館の踊子としてデビューする。

この頃、芸名を静浦ちどりと変え、曾我廼家五九郎一座や、大阪の浪花少女歌劇団に所属する。

新派の筒井徳二郎一座の名古屋公演に同行して、スター扱いで『月形半平太』などに出演、新聞の演芸欄に名前が載るようになる。

◆ 日活へ

日活の女優採用試験を受け、六十数人の中から選ばれた5人のうちに入り、ついに夢にまで見た活動写真の女優となる。

撮影所長から「ちどり(千鳥)なんて、波間に漂っている宿無し鳥で縁起が悪い。静浦の浦を残して浦辺、それに本名のくめは縁起がいいから、子をつけて粂子」と改名を言渡され、芸名を浦辺粂子とした。

日活京都で、尾上松之助の相手役として『馬子唄』でデビュー。第二部の『清作の妻』で、映画に出演し、性格女優として人気を博す。

◆ 引退と復帰

その後、結婚により日活を退社・引退するが、離婚して復帰する。

第二次世界大戦後の日本映画全盛時代の1950年代からは、「名脇役」として目覚しい活躍を見せた。成瀬巳喜男、小津安二郎、黒澤明といった名匠の作品にも、多数出演している。

◆ 「おばあちゃんアイドル」

その後も活躍を続けたが、1980年代には、テレビのバラエティ番組でも「おばあちゃんアイドル」として人気を呼ぶ。タレントの片岡鶴太郎によくモノマネされ、ネタがすぐばれる手品などは大変有名であった。

フジテレビ系のバラエティ番組『ライオンのいただきます』では、塩沢とき等とともに常連ゲストの一員だった。

1984年11月21日に「るんるんるん♪」と歌っている『わたし歌手になりましたよ』(テイチク・RE-651)で歌手デビューを果たした。

◆ 死去 / 不慮の事故

1989年10月25日に、自宅で料理中に、和服の袂にコンロの火が引火、全身に大火傷を負い、火だるまとなって倒れている姿を発見され病院へ緊急搬送された。

翌日搬送先の病院で大火傷による呼吸不全のため死去。87歳没。全身の約70%にやけどを負っていたという。

特記事項

1984年11月21日に「るんるんるん♪」と歌っている『わたし歌手になりましたよ』(テイチク)で歌手デビューを果たした。これは当時の日本での最高齢レコードデビュー記録であった。

1986年にも自宅の階段で脚を踏み外して転落し、1階の床に前頭部を強打し出血をする事故を起こしたことがある。一人暮らしをしていたため、3日後に近隣の住民に発見された。

◆ 浦辺 粂子 / 主な出演映画(1960年以降)

◇ いろはにほへと(1960年、松竹)
◇ 喜劇 にっぽんのお婆あちゃん(1962年、松竹) - ざあませばあさんわか
◇ 破戒(1962年、大映) - 鷹匠館の主婦
◇ ニッポン無責任野郎(1962年、東宝) - 中込うめ
◇ 私は二歳(1962年、大映) - おばあさん
◇ 駆逐艦雪風(1964年、松竹)
◇ 恐山の女(1965年、東映) - 下働きの女おみね
◇ 浪曲子守唄 (1966年、東映) - すぎ
◇ なつかしき笛や太鼓(1967年、松竹) - お婆ちゃん
◇ 乱れ雲(1967年、東宝) - 三島ぬい
◇ 春らんまん(1968年、東宝)
◇ クレージーメキシコ大作戦(1968年、東宝) - 鈴木うめ
◇ 恍惚の人(1973年、東宝) - 門谷のお婆ちゃん
◇ 伊豆の踊子(1974年、東宝)
◇ トラック野郎 天下御免(1976年、東映) - 老婆
◇ 男はつらいよ 寅次郎純情詩集(1976年、松竹) - 婆や
◇ 竹山ひとり旅(1977年、近代映画協会) - 寺の大黒さん
◇ 海潮音(1980年、ATG) - 宇島図世
◇ さびしんぼう(1985年、東宝) - 井上フキ
◇ ハチ公物語(1987年、松竹) - 煙草屋の内儀さん
◇ 走れジュリー(1989年、ヒューマックス)
 etc.

◆ A Related Words :
浦辺粂子死因/浦辺粂子 画像/浦辺粂子 Wiki/浦辺粂子 プロフィール/浦辺粂子 略歴/浦辺粂子 死去/浦辺粂子 訃報/浦辺 くめこ

Page Top

スマートフォン / PC サイト