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作家  有吉佐和子 さん死去

1984年(昭和59年)8月30日 死去 享年53歳

有吉佐和子写真  

作家  有吉佐和子 さん死去

「恍惚の人」や「複合汚染」「和宮様御留」などの作品で知られた作家の 有吉 佐和子(ありよし さわこ)さんが1984年(昭和59年)8月30日、急性心不全のため東京都杉並区内の自宅で死去した。53歳だった。

1956年(昭和31年)に「地唄」が芥川賞候補となり 一躍文壇デビューを果たした。1970年代には老人性痴呆症や公害問題をあつかった「恍惚(こうこつ)の人」や「複合汚染」など話題作を次々と発表し 大きな反響を呼んだ。

人物 / 略歴

有吉 佐和子(ありよし さわこ、1931年(昭和6年)1月20日 ~ 1984年(昭和59年)8月30日)

和歌山県和歌山市出身。カトリック教徒(洗礼名はマリア=マグダレナ)。小説家、劇作家、演出家。

日本の歴史や古典芸能から現代の社会問題まで広いテーマをカバーし、読者を惹きこむ多くのベストセラー小説を発表した。

代表作は『紀ノ川』、『華岡青洲の妻』、『恍惚の人』など。

◆ 略 歴

横浜正金銀行勤務の父の赴任に伴い、小学校時代を旧オランダ領東インドのバタヴィア及びスラバヤで過ごす。

1941年に帰国後、東京市立第四高女(現・都立竹台高校)から疎開先の和歌山高女(現・和歌山県立桐蔭高校)へ。

その後、光塩高女を経て、府立第五高女(現・都立富士高校)卒業。

東京女子大学英文学科に入学したが休学後1952年同短期大学部英語学科卒業。

同人誌『白痴群』、第15次『新思潮』に参加。

1956年に『地唄』が文學界新人賞候補、ついで芥川賞候補となり一躍文壇デビューを果たした。

1959年、自らの家系をモデルとした長編『紀ノ川』で小説家としての地位を確立した。

1962年、神彰(興行師。有吉との離婚後、居酒屋チェーン「北の家族」経営者となる)と結婚。長女として有吉玉青をもうける。

しかし、神の事業の失敗により1964年に離婚した。

1970年代に入ると代表作となる『恍惚の人』や『複合汚染』が大きな反響を呼び、いわゆる「社会派」的イメージが定着した。

また、1959年から1960年にかけてロックフェラー財団の奨学金を得てニューヨーク州のサラ・ローレンス大学に9ヶ月間留学、1970年 ~ 1971年にはハワイ大学で半年間「江戸後期の戯曲文学」を講義している。

特に中国との縁が深く、1961年には亀井勝一郎らと国交回復前の中華人民共和国を訪問し、以後たびたび招待された。

1984年8月30日未明、急性心不全のため東京都杉並区内の自宅で死去。53歳だった。

特記事項

娘はエッセイストの有吉玉青。

◆ 有吉佐和子 / 受賞歴

◇ 1957年 - 「石の庭」(テレビドラマ脚本)で第12回芸術祭テレビ部門奨励賞
◇ 1958年 - 「ほむら」(新作義太夫の作詞)で第13回芸術祭文部大臣賞
◇ 1963年 - 『香華』で第1回婦人公論読者賞、第10回小説新潮賞
◇ 1964年 - 『香華』で第1回マドモアゼル読者賞
◇ 1967年 - 『華岡青洲の妻』で第6回女流文学賞
◇ 1967年 - 「赤猪子」(あかいこ、舞踊劇脚本)で芸術祭文部大臣賞
◇ 1968年 - 『海暗』で第29回文藝春秋読者賞
◇ 1968年 - 『出雲の阿国』で第6回婦人公論読者賞
◇ 1970年 - 『出雲の阿国』で第20回芸術選奨文部大臣賞
◇ 1970年 - 『出雲の阿国』で第2回日本文学大賞
◇ 1979年 - 『和宮様御留』で第20回毎日芸術賞

◆ 有吉佐和子 / 主な著書

◇ 落陽の賦(1954年、処女作。1961年に「落陽」と改題)
◇ 地唄(1956年。本来は長編『断弦』の一部)
◇ 処女連祷 三笠書房 1957 のち集英社文庫
◇ まつしろけのけ 文藝春秋社 1957
◇ 断弦 大日本雄弁会講談社 1957 のち文春文庫
◇ 花のいのち 小説・林芙美子 中央公論社 1958
◇ ずいひつ 新制社 1958
◇ 美っつい庵主さん 新潮社 1958 のち文庫
◇ げいしゃわるつ・いたりあの 中央公論社 1959
◇ 江口の里 中央公論社 1959 のち文庫
◇ 紀ノ川 中央公論社 1959 のち文庫、角川文庫、新潮文庫
◇ こぶとりじいさん 伊東万燿絵 講談社 1959 (講談社の絵本)
◇ 私は忘れない 中央公論社 1960 のち新潮文庫
◇ 祈祷 講談社 1960
◇ 新女大学 中央公論社 1960
◇ 有吉佐和子集 筑摩書房 1961 (新鋭文学叢書)
◇ 三婆 新潮社 1961 のち文庫、「地唄・三婆」講談社文芸文庫
◇ ほむら 講談社 1961
◇ 女弟子 中央公論社 1961
◇ 更紗夫人 集英社 1962 のち文庫
◇ 閉店時間 講談社 1962
◇ 雛の日記 文藝春秋新社 1962
◇ 脚光 講談社 1962
◇ 香華 中央公論社 1962 のち新潮文庫
◇ 若草の歌 集英社 1963
◇ 連舞 集英社 1963 のち文庫
◇ 助左衛門四代記 文藝春秋新社 1963 のち新潮文庫
◇ 有田川 講談社 1963 のち角川文
◇ 仮縫 集英社 1963 のち文庫
◇ つるの恩返し 講談社 1964 (講談社のマザー絵本)
◇ 非色 中央公論社 1964 のち角川文庫
◇ ぷえるとりこ日記 文藝春秋新社 1964 のち角川文庫、岩波文庫
◇ 女館 講談社 1965
◇ 一の糸 新潮社 1965 のち文庫
◇ 日高川 文藝春秋新社 1966
◇ ライオンのめがね 熊田千佳慕絵 講談社 1966 (講談社の絵本)
◇ 乱舞 集英社 1967 のち文庫
◇ 華岡青洲の妻 新潮社 1967 のち文庫
◇ 地唄 新潮文庫 1967
◇ 不信のとき 新潮社 1968 のち文庫
◇ 海暗 文藝春秋 1968 のち新潮文庫
◇ 新潮日本文学 有吉佐和子集 新潮社 1968
◇ かみながひめ 秋野不矩絵 ポプラ社 1969 (むかしむかし絵本)
◇ 女二人のニューギニア 朝日新聞社 1969 のち文庫
◇ 出雲の阿国 中央公論社 1969-72 のち文庫
◇ ふるあめりかに袖はぬらさじ 中央公論社 1970 のち文庫
◇ 芝桜 新潮社 1970 のち文庫
◇ 夕陽ヵ丘三号館 新潮社 1971 のち文春文庫
◇ 針女 新潮社 1971 のち文庫
◇ 恍惚の人 新潮社 1972 のち文庫
◇ 日本の文学 阿川弘之・庄野潤三・有吉佐和子 中央公論社 1973
◇ 孟姜女考 新潮社 1973
◇ 木瓜の花 新潮社 1973 のち文庫
◇ 真砂屋お峰 中央公論社 1974 のち文庫
◇ 母子変容 講談社 1974 のち文庫
◇ 複合汚染 新潮社 1975 のち文庫
◇ 鬼怒川 新潮社 1975 のち文庫
◇ 筑摩現代文学大系 芝木好子・有吉佐和子集 筑摩書房 1976
◇ 青い壷 文藝春秋 1977 のち文庫
◇ 複合汚染その後 潮出版社 1977
◇ 和宮様御留 講談社 1978 のち文庫
◇ 悪女について 新潮社 1978 のち文庫
◇ 有吉佐和子の中国レポート 新潮社 1979 のち文庫
◇ 日本の島々、昔と今 集英社 1981 のち文庫、中公文庫、岩波文庫
◇ 開幕ベルは華やかに 新潮社 1982 のち文庫
◇ 有吉佐和子と七人のスポーツマン 潮出版社 1984

◆ 有吉佐和子 / 映画化作品 ・ テレビドラマ化作品

◇ 処女連祷(1957年) - テレビドラマ:1958年日本テレビ系
◇ 美っつい庵主さん(1957年) - 映画:1958年日活「美しい庵主さん」
◇ 更紗夫人(1958年) - テレビドラマ:1967年NHK
◇ 紀ノ川(1959年) - 映画:1966年松竹「紀ノ川 ─花の巻・文緒の巻」 - テレビドラマ:1964年NHK
◇ 私は忘れない(1959年) - 映画:1960年松竹
◇ 新女大学(1959年) - 映画:1960年東宝「新・女大学」
◇ 香華(1961-62年) - 映画:1964年松竹 - テレビドラマ:1965年NET系、1969年フジテレビ系
◇ 三婆(さんばば)(1961年) - テレビドラマ:1961年TBS、1974年NET、1978年TBS、1985年フジテレビ、1989年TBS、1991年-93年テレビ東京
◇ 閉店時間(1961年) - 映画:1962年大映
◇ 助左衛門四代記(1962年) - テレビドラマ:1968年TBS系
◇ 仮縫(1963年) - 映画:1969年東宝「華麗なる闘い」 - テレビドラマ:1977年NHK
◇ 一の糸(1964-65年) - テレビドラマ:1969年NHK
◇ 日高川(1965年) - テレビドラマ:詳細不明
◇ 乱舞(みだれまい)(1966-67年) - テレビドラマ:1969年フジテレビ
◇ 華岡青洲の妻(1966年) - 映画:1967年大映 監督:増村保造 脚本:新藤兼人 - テレビドラマ:1967年NET、1973年TBS、2005年NHK「木曜時代劇」
◇ 出雲の阿国(1967-69年) - テレビドラマ:1973年NET系、1980年日本テレビ系、2006年NHK「出雲の阿国」
◇ 不信のとき(1967年) - 映画:1968年大映 - テレビドラマ:1968年TBS、1978年フジテレビ、1984年フジテレビ、2006年フジテレビ「ウーマン・ウォーズ」
◇ 海暗(うみくら)(1967年) ◇ 芝桜(1969-70年) - テレビドラマ:1970年フジテレビ系
◇ 針女(しんみょう)(1969-70年) - テレビドラマ:1972年NHK
◇ 夕陽カ丘三号館(1970年) - テレビドラマ:詳細不明
◇ 恍惚の人(1972年) - 映画:1973年東宝 - テレビドラマ:2006年日本テレビ系
◇ 木瓜の花(ぼけのはな)(1972-73年) - テレビドラマ:1983年日本テレビ系
◇ 母子変容(1973年) - テレビドラマ:1989年フジテレビ系
◇ 和宮様御留(かずのみやさまおとめ)(1977-78年) - テレビドラマ:1981年フジテレビ系、1991年テレビ朝日系
◇ 悪女について(1978年) - テレビドラマ:1978年テレビ朝日系
◇ 開幕ベルは華やかに(1982年) - テレビドラマ:1983年テレビ朝日系、2002年テレビ東京系

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