追悼の森 =梶原一騎さん死去=

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漫画原作者 梶原一騎 さん死去

1987年(昭和62年)1月21日 死去 享年50歳

梶原一騎写真  

漫画原作者 梶原一騎 さん死去

漫画原作者としてその名を知られた 梶原 一騎(かじわら いっき)さんが1987年(昭和62年)1月21日午後12時55分、 壊死性劇症膵臓炎のため東京都新宿区の東京女子医科大学病院で死去した。50歳だった。

格闘技やスポーツを題材に熱血ド根性漫画という分野を開拓し、手塚治虫と並び称される漫画界の巨星であった。「週刊少年マガジン」に連載された漫画「巨人の星」の原作者として名声を上げ、以後、「あしたのジョー」(高森朝雄名義)、「タイガーマスク」など、多くの劇画、漫画作品の原作者として活躍した。弟は漫画原作者で空手家の真樹日佐夫さん。

人物 / 略歴

梶原 一騎(かじわら いっき、1936年9月4日 ~ 1987年1月21日)

浅草区(現:台東区)石浜に生まれる。本名は高森 朝樹(たかもり あさき)。漫画原作者、小説家、映画プロデューサー。

格闘技やスポーツを題材に、男の闘う姿を豪快に、ときには繊細に描き出し、話題作を次々と生み出した。自身の型破りで豪快な生き方や数々のスキャンダルでも話題を呼んだ。

◆ 略 歴

東京都立芝商業高等学校中退(本人は長らく早稲田大学卒と詐称していた)。

文学青年で小説家を志していたが、生活のため『チャンピオン太』などで漫画の原作を担当する日々を送っていた。

『週刊少年マガジン』の当時の編集長・内田勝と副編集長・宮原照夫が梶原の元を訪れ「梶原さん、マガジンの佐藤紅緑(少年小説の第一人者)になって欲しいんです」と口説かれ『巨人の星』の原作を始めたところ、これがヒットとなったため、以降は漫画、劇画の原作に本腰を入れて取り組むようになった。

1971年に『空手バカ一代』を発表、大山倍達率いる極真空手を世に紹介した。『地上最強のカラテ』など、極真空手のプロモート映画も多数制作している。『チャンピオン太』など、実在する格闘家をモデルにした作品も多い。

1976年からは映画の制作に乗り出し、東京ムービー社長の藤岡豊、石原プロモーションで映画のプロデュースを行っていた川野泰彦と「三協映画」を設立した。

経営的には格闘技もので上げた収益を文芸もので使い果たすことの繰り返しであった。なお、1977年に自身の原案をもとに、鈴木清順監督に10年ぶりの作品『悲愁物語』を撮らせている。

自身の漫画から産まれたキャラクター「タイガーマスク」が現実に新日本プロレスでデビューしたことが契機となって、梶原は1980年代から、かねてから縁のあったプロレス界にも深入りするようになる。

1983年5月25日、講談社刊『月刊少年マガジン』副編集長への傷害事件で逮捕された。

この逮捕により、過去に暴力団員とともに起こした「アントニオ猪木監禁事件」や、赤坂のクラブホステスに対する暴行未遂事件(1982年3月18日)、『プロレスを10倍楽しく見る方法』のゴーストライターのゴジン・カーンから10万円を脅し取った事件も明るみに出ている。その他にもさまざまなスキャンダルがマスメディアを賑わせ、連載中の作品は打ち切り、単行本は絶版処分となり、名声は地に落ちた。

2か月に及ぶ勾留後に保釈され、8月8日、山の上ホテルでステーキと鰻を一緒に食べた直後、倒れた。病院での診断名は壊死性劇症膵臓炎。死亡率が100%に近い、死に至る病気であった。

長年のアルコール依存や暴飲暴食が祟って胆石を長時間放置し続けたために周辺臓器がすべて病んでおり、わずかな期間に手術を4回重ね、4度目の時に医師団から「あと2時間の命」とまで宣告されていた。長年培ってきた体力等から生還を果たしたが、87キロあった体重も60キロを割っていた。

1987年(昭和62年)年明けに体調不良となって入院し、1月21日午後12時55分、東京女子医大病棟一室にて死去した。享年50歳。

特記事項

弟は漫画原作者、空手家の真樹日佐夫。

妻は高森篤子。離婚期間があり、その間台湾の有名タレント、白冰冰(パイ・ピンピン)とも婚姻関係を結ぶ。白との間に娘の白暁燕(パイ・シャオイェン)がいた。

◆ 梶原一騎 / 主な作品

◇ チャンピオン太(絵:吉田竜夫)
◇ 空手戦争(絵:守谷哲己)
◇ 空手バカ一代(絵:つのだじろう・影丸穣也)
◇ ボディガード牙(絵:中城健)
◇ タイガーマスク(絵:辻なおき)
◇ タイガーマスク二世(絵:宮田淳一)
◇ 悪役ブルース(絵:峰岸とおる)
◇ 新戦艦大和(絵:団鉄也)
◇ 巨人の星(絵:川崎のぼる)
◇ 赤き血のイレブン(絵:園田光慶)
◇ 朝日の恋人(絵:かざま鋭二)
◇ 愛と誠(絵:ながやす巧)
◇ おとこ道(絵:矢口高雄)
◇ 侍ジャイアンツ(絵:井上コオ)
◇ あしたのジョー(高森名義・絵:ちばてつや)
◇ 夕やけ番長(絵:荘司としお)
◇ 四角いジャングル(絵:中城健)
◇ ジャイアント台風(高森名義・絵:辻なおき)
◇ 紅の挑戦者(高森名義・絵:中城健)
◇ プロレススーパースター列伝(絵:原田久仁信)
◇ カラテ地獄変(絵:中城健)
◇ 新カラテ地獄変(絵:中城健)
◇ キックの鬼(絵:中城健)
◇ 柔道一直線(絵:永島慎二)
◇ 男の星座(絵:原田久仁信)
◇ 人間兇器(絵:中野喜雄)
◇ 恋人岬(絵:牧美也子)
◇ 柔道讃歌(絵:貝塚ひろし)
◇ 甲子園の土(絵:一峰大二)
◇ ゴッドアーム(絵:桑田次郎)

◆ 梶原一騎 / 著作

◇ 地獄からの生還(自伝的エッセイ)ISBN 4877285075 ◇ わが懺悔録
◇ 男たちの星

◆ 梶原一騎 / 原作の実写映画化

◇ ボディガード牙 (東映、1973年)
◇ ボディガード牙 必殺三角飛び (東映、1973年)
◇ 愛と誠 (松竹/芸映プロ、1974年)
◇ けんか空手 極真拳 (東映、1975年)
◇ けんか空手 極真無頼拳 (東映、1975年)
◇ 若い貴族たち 13階段のマキ (東映、1975年)
◇ 続 愛と誠 (松竹、1975年)
◇ 愛と誠 完結篇 (三協映画、1976年)
◇ 空手バカ一代 (東映、1977年)
◇ 恋人岬 (松竹、1977年)
◇ カラテ大戦争 (松竹/三協映画、1978年)

◆ 梶原一騎の人生を描いた作品 / 映画

◇ 『すてごろ 梶原三兄弟激動昭和史』(2003年) 原作、脚本:真樹日佐夫。
◇ 『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』-梶原一騎や真樹日佐夫が実名で登場するノンフィクション。

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