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日本の宇宙開発の祖 糸川英夫 さん死去

1999年(平成11年)2月21日 死去 享年86歳

糸川英夫写真  

日本の宇宙開発の祖 糸川英夫 さん死去

日本のロケット研究開発をリードした 糸川 英夫(いとかわ ひでお)さんが 1999年(平成11年)2月21日、多発性脳梗塞(のうこうそく)のため長野県丸子町内の病院で死去した。86歳だった。

ペンシルロケットの開発者であり「日本の宇宙開発・ロケット開発の父」と称された。2003年(平成15年)に打ち上げられた探査機「はやぶさ」の目標天体は氏にちなんで小惑星「イトカワ」と名付けられ、世界初の小惑星からのサンプルリターンという快挙を成し遂げた。死後、遺体は砂漠に埋葬された。

人物 / 略歴

糸川 英夫(いとかわ ひでお、1912年7月20日 ~ 1999年2月21日)

東京市麻布区(現:東京都港区西麻布)に生まれる。工学者。専門は航空工学、宇宙工学。

ペンシルロケットの開発者であり、「日本の宇宙開発・ロケット開発の父」と呼ばれる。

◆ 略 歴

小学校では六本木、中学校からは東京青山に育った。教育者の家庭であり父は麻布の笄小学校の教師であった。

越境入学で麻布の南山小学校に学び飛び級で卒業した。

第一東京市立中、東京高校理科甲類を経て、1935年、東京帝国大学工学部航空学科を卒業。

中島飛行機に入社し、帝国陸軍の九七式戦闘機、一式戦闘機 隼、二式単座戦闘機 鍾馗などの設計に関わった。

1941年11月、軍事技術開発を中心に扱った千葉県千葉市にあった東京帝国大学第二工学部助教授に就任。1948年、同教授。

1949年 東京大学 工学博士。論文の題は「音響イムピーダンスに依る微小変異測定法に関する研究 」。

1954年2月、東京大学生産技術研究所内にAVSA(Avionics and Supersonic Aerodynamics:航空及び超音速空気力学)研究班を組織した。

1955年3月には東京都の国分寺市でグループはペンシルロケットの水平発射実験を行い、また同年8月からは秋田県の道川海岸で飛翔実験を行った。

同月、ベビーロケットを発射。1956年、カッパロケットを発射。以後1960年代はラムダロケット、ミューロケット、おおすみなどに関わった。

1967年、東大を退官し組織工学研究所を設立。これを機に宇宙開発の前線から去った。

1976年から1983年まで日本BCL連盟の会長職を引受け、情報誌の月刊短波の発行人を務めていた。シカゴ大学の客員教授、ポンゼショセ(ENPC)の教授(パリ)なども歴任した。

1999年2月21日に多発性脳梗塞のため、長野県丸子町の病院で死去。5月砂漠に埋葬された。

特記事項

著書『逆転の発想』はベストセラーになる。

2006年、糸川英夫のペンシルロケットの実験から50周年を記念し、早稲田実業学校校門前に「日本の宇宙開発発祥の地記念碑」が建立された。

◆ 著書・編著

◇ 『航空力学の基礎と応用』(共立出版 1942年)
◇ 『宇宙を散歩する』(竜南書房 1957年)
◇ 『ロケット』(日本放送出版協会 NHKブックス 1965年)
◇ 『現代の冒険4 宇宙への遠い道』(責任編集 文藝春秋 1970年)
◇ 『逆転の発想』(プレジデント社 1974年)
◇ 『糸川英夫の細密占星術』(主婦と生活社 1979年)
◇ 『ケースD ―見えない洪水―』(グループ「未来捜査局」と共著 CBSソニー出版 1980年)
◇ 『第三の道・インドと日本とエントロピー』(CBSソニー出版 1982年)
◇ 『糸川英夫の入試突破作戦』(文藝春秋 1983年)
◇ 『荒野に挑む』(ミルトス 1989年)
◇ 『復活の超発想』(徳間書店 1992年)
◇ 『逆転の知恵』(同文書院 1992年)
◇ 『八十歳のアリア 四十五年かけてつくったバイオリン物語』(文春ネスコ 1992年)
◇ 『セオリー・ゲームからの脱出』(青春出版社 1993年)
◇ 『糸川英夫の創造性組織工学講座』(プレジデント社 1993年)
◇ 『21世紀への遺言』(徳間書店 1996年)

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