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女優、歌手  高峰三枝子 さん死去

1990年(平成2年)5月27日 死去 享年71歳

高峰三枝子写真  

女優、歌手  高峰三枝子 さん死去

「歌う映画スター」の草分け的存在であった女優の 高峰 三枝子(たかみね みえこ)さんが 1990年(平成2年)5月27日、脳梗塞(のうこうそく)のため東京都世田谷区の日産厚生病院で死去した。71歳だった。

1936年(昭和11年)、松竹映画「母を尋ねて」で女優として銀幕デビュー。その後、映画「蛍の光」の主題歌「蛍の光」でレコードデビュー。映画「純情二重奏」で霧島昇と歌った同名の主題歌を大ヒットさせ、歌う映画スターとしての地位を確立した。戦後も、「懐しのブルース」「別れのタンゴ」「想い出のボレロ」など映画とともにヒットさせるなど 女優として、歌手として長く人気を誇った。同年4月18日、東京都大田区田園調布の自宅で倒れ緊急入院していた。

人物 / 略歴

高峰 三枝子(たかみね みえこ、1918年(大正7年)12月2日 ~ 1990年(平成2年)5月27日)

東京府芝区露月町に生まれる。本名は鈴木三枝子(すずき みえこ)。女優、歌手。

『歌う映画スター』の草分け的存在である。父は筑前琵琶演奏者の高峰筑風。孫は元女優の高峰陽(ひなた)。

◆ 略 歴

実父 高峰筑風は、高峰流筑前琵琶の宗家として当時絶大な人気を誇っていた。

1936年(昭和11年)、東洋英和女学院を卒業。この年、父 筑風が急死。

一家を養うために、帝国劇場の専務の紹介で松竹に入社し、同年に公開された大船映画『母を尋ねて』で女優としてデビューした。

理知的で気品のある美貌はたちまち人気を集め、翌年には松竹三羽烏と呼ばれた人気二枚目俳優・上原謙、佐野周二、佐分利信を相手にマドンナ役を演じた『婚約三羽烏』が公開されている。

同じ1937年(昭和12年)の年末に公開された浜本広の小説を映画化した『浅草の灯』で演じた浅草オペラの踊り子役で、歌を口ずさむシーンが話題となり、コロムビアがレコード歌手としてスカウト。

翌昭和13年、映画『蛍の光』の主題歌「蛍の光」を桑野通子、高杉早苗と吹き込み、レコードデビュー。続いて映画『宵待草』主題歌の「宵待草」がヒット。これに気を良くした松竹とコロムビアは合同で音楽映画『純情二重奏』を製作し、映画と並び霧島昇と歌った主題歌が大ヒットすると、歌う映画女優としての地位を確立した。

映画では、1939年(昭和14年)、吉村公三郎監督による『暖流』で気取らない名門の令嬢役をこなし、女優としての知名度をさらに高めた作品となった。

『信子』『戸田家の兄妹』『男への条件』『高原の月』と主演映画はいずれもヒット作品となり、松竹の看板スターとなっていった。一方、レコード歌手としても1940年(昭和15年)には「湖畔の宿」、17年には「南の花嫁さん」を映画とは無関係にヒットさせている。

1946年(昭和21年)10月には8歳年上の実業家鈴木健之と結婚し一子清貴をもうける。

戦後は、レコード歌手としての実績を活かした音楽映画をシリーズ化した作品『懐しのブルース』『別れのタンゴ』『想い出のボレロ』『情熱のルムバ』が主題歌と共にヒット。

『待ちぼうけの女』では女優としての新しい一面に挑戦し、『今ひとたびの』『リラの花忘れじ』『自由学校』など、作品にも恵まれて第一線の女優として人気を誇った。

私生活では1954年(昭和29年)に離婚。その際の様々な心労から1956年(昭和31年)に声帯が凹むという奇病に罹り、ステージで声が出なくなったことをきっかけに歌手活動から遠ざかった。

女優としても年齢に相応な役柄が多くなってきたが、『点と線』『好人好日』など松竹以外の大映や東映にも出演し、その存在感を示している。

1966年(昭和41年)、11年振りに公の場で歌ったところ声が戻っていることがわかり、藤山一郎や服部良一らの勧めもあって東京12チャンネルのテレビ番組「歌謡百年」に出演し大反響となった。

また、テレビ時代に合わせ、1968年(昭和43年)から女優を起用する初めての試みであった「3時のあなた」の司会に就任。高峰の落ち着いた司会ぶりと気さくな人柄が好評で、当初の予定を大幅に延長し、1973年(昭和48年)5月まで5年1ヶ月司会を務める。

1976年(昭和51年)には『犬神家の一族』(市川崑監督)での演技が高く評価され、1976年度ブルーリボン助演女優賞を受賞。女優として初めて栄誉に浴した。

1981年(昭和56年)からは、『懐しのブルース』など多くの映画で共演した上原謙とともに国鉄(現:JR)の「フルムーン」のCMに出演。夫役の上原と二人で温泉で入浴し、豊満な乳房を露出するシーンが話題となった。

1985年(昭和60年)に紫綬褒章を受章し、同年10月30日の園遊会に招待される。

1986年(昭和61年)12月、岐阜県明智町(現:恵那市)に開設された「日本大正村」初代村長に就任。

1990年(平成2年)4月18日に田園調布の自宅で脳梗塞のため倒れて、世田谷区の日産厚生病院に緊急入院。意識は混濁し、左半身は完全に麻痺状態だった。一時は意識が回復し危機を脱したという報道もあったが、5月25日に容体が急変し、5月27日に死去。71歳だった。

特記事項

脳梗塞のため倒れ緊急入院。意識が絶える瞬間まで「早く仕事に戻りたい」と繰り返し死の直前まで女優だったという。

没後、勲四等宝冠章が追贈された。

◆ 高峰三枝子 / 受賞歴

◇ 1986年、第28回日本レコード大賞・功労賞

◆ 高峰三枝子 / 出演作品(映画)

◇ 母を尋ねて(監督:佐々木康、1936年)
◇ 金色夜叉(監督:清水宏、1937年)
◇ 婚約三羽烏(監督:島津保次郎、1937年)
◇ 浅草の灯(監督:島津保次郎、1937年)
◇ 荒城の月(監督:佐々木啓祐、1937年)
◇ 按摩と女(監督:清水宏、1938年)
◇ 純情二重奏(監督:佐々木康、1939年)
◇ 暖流(監督:吉村公三郎、1939年)
◇ 信子(監督:清水宏、1940年)
◇ 桜の国(監督:渋谷実、1941年)
◇ 戸田家の兄妹(監督:小津安二郎、1941年)
◇ 元禄忠臣蔵 後篇(監督:溝口健二、1942年)
◇ 敵機空襲 松竹大船1943.04.01
◇ 待ちぼうけの女(監督:マキノ正博、1946年)
◇ 今ひとたびの(監督:五所平之助、1947年)
◇ 懐しのブルース(監督:佐々木康、1948年)
◇ 悲歌(監督:山本嘉次郎、1949年)
◇ 嫉妬(監督:吉村公三郎、1949年)
◇ 別れのタンゴ(監督:佐々木康、1949年)
◇ 真珠夫人 処女の巻(監督:山本嘉次郎 、1950年)
◇ 真珠夫人 人妻の巻(監督:山本嘉次郎 、1950年)
◇ 情熱のルンバ(監督:佐々木康、1951年)
◇ 自由学校(監督:渋谷実、1951年)
◇ 舞姫(監督:成瀬巳喜男、1951年)
◇ 南風(監督:岩間鶴夫、1951年)
◇ 大江戸五人男 監督:伊藤大輔、松竹京都 ... 腰元おきぬ 1951.11.22
◇ 治郎吉格子(監督:伊藤大輔、1952年)
◇ 妻(監督:成瀬巳喜男、1953年)
◇ 女の園(監督:木下惠介、1954年)
◇ 柿の木のある家(監修:内田吐夢、監督:古賀聖人、1955年)
◇ 子供の眼 Eyes Of Children(第13回ゴールデングローブ賞 外国語映画賞受賞作品、監督:川頭義郎、1956年)
◇ 浪人街(監督:マキノ雅弘、1957年)
◇ 挽歌(監督:五所平之助、1957年)
◇ 点と線(監督:小林恒夫、1958年)カラー映画
◇ 吹雪と共に消えゆきぬ(監督:木村恵吾、1959年)
◇ 婚期(監督:吉村公三郎、1961年)
◇ 好人好日(監督:渋谷実、1961年)
◇ お吟さま(監督:田中絹代、1962年)
◇ 光る海(監督:中平康、1963年)
◇ 悪太郎(監督:鈴木清順、1963年)
◇ 帰郷(監督:西河克己、1964年)
◇ 黒部の太陽(監督:熊井啓、1968年)
◇ 二人の恋人(監督:森谷司郎、1969年)
◇ 反逆の報酬(監督:澤田幸弘、1973年)
◇ あいつと私(監督:河崎義祐、1976年)
◇ 犬神家の一族(監督:市川崑、1976年)
◇ 女王蜂(監督:市川崑、1978年)
◇ 火の鳥(監督:市川崑、1978年)
◇ 真田幸村の謀略(監督:中島貞夫、1979年)
◇ 天平の甍(監督:熊井啓、1980年)
◇ 幸福号出帆(監督:斎藤耕一、1980年)
◇ 父と子(監督:保坂延彦、1983年)
◇ ふしぎな國 日本(監督:松林宗恵、1983年)
◇ 序の舞(監督:中島貞夫、1984年)
◇ ラブ・ストーリーを君に(監督:澤井信一郎、1988年)
◇ 226(監督:五社英雄、1989年)
◇ 花の季節(監督:中田新一、1990年)

◆ 高峰三枝子 / 出演テレビドラマ(1980年以降)

◇ 西遊記シリーズ(日本テレビ) - 釈迦如来 西遊記II(1979年 - 1980年)
◇ じょっぱり(1979年・東海テレビ)
◇ 土曜ワイド劇場 (テレビ朝日)「迷探偵コンビ潜入せよ! 幽霊学園祭」(1981年)
◇ 西部警察 第104話「栄光への爆走」(1981年・テレビ朝日) - 佐伯君子
◇ おあねえさん(1981年 - 1982年・フジテレビ)
◇ いつもお陽さま家族(1983年・TBS)
◇ 開幕ベルは華やかに(1983年・テレビ朝日)
◇ 本陣殺人事件(1983年・TBS) - 一柳糸子
◇ 必殺渡し人(1983年・朝日放送) - 鳴滝忍
◇ やつらの戦い(1983年・NHK)
◇ 大奥(1983年・関西テレビ)
◇ 水戸黄門(TBS / C.A.L) - 渥美多加 第14部(1983年)
◇ 水戸黄門(TBS / C.A.L) - 渥美多加 第18部(1988年 - 1989年)
◇ 風雲 柳生武芸帳(1985年・テレビ東京) - 春日局
◇ 化粧(1985年・フジテレビ)
◇ 樋口一葉 われは女成りけるものを(1985年・NHK)
◇ 下町三人娘(1986年・NHK)
◇ Wの悲劇(1986年・フジテレビ) - 和辻みね
◇ 香水心中(1987年・TBS)
◇ 春を待つ家(1990年・フジテレビ)
◇ 閨閥(1990年・TBS)※遺作

◆ 高峰三枝子 / 出演CM

◇ 国鉄「フルムーン」

◆ 高峰三枝子 / 著書

◇ 人生は花いろ女いろ―わたしの銀幕女優50年(主婦と生活社・1986年6月)ISBN 4391109271

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