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今上天皇の従弟  高円宮憲仁親王殿下 薨去

2002年(平成14年)11月21日 薨去 享年47歳

高円宮憲仁親王写真  

今上天皇の従弟  高円宮憲仁親王殿下 薨去(こうきょ)

今上天皇の従弟にあたる 高円宮憲仁(たかまどのみや のりひと)親王殿下が 2002年(平成14年)11月21日夜、心不全にため東京都新宿区の慶應義塾大学病院で薨去した。47歳だった。

三笠宮崇仁親王と同妃百合子の三男として誕生。昭和天皇の甥、今上天皇の従弟にあたる。スポーツ、特にサッカーの振興・発展に尽力し、1987年(昭和62年)から日本サッカー協会の名誉総裁を務めた。 公務へ精力的に取り組まれ、壮年の皇族としての活動が期待されていた。同日、カナダ大使館でスカッシュの練習中、心室細動による心不全で倒れ救急搬送された。

人物 / 略歴

高円宮憲仁親王(たかまどのみや のりひとしんのう、1954年(昭和29年)12月29日~ 2002年(平成14年)11月21日)

日本の皇族。三笠宮崇仁親王と同妃百合子の第三男子。昭和天皇の甥・今上天皇の従弟にあたる。

身位は親王。お印は柊(ひいらぎ)。勲等は大勲位。学位は法学士(学習院大学)。

高円宮の宮号は昭和天皇から賜ったもので、父宮の宮号の由来となった奈良市の三笠山の近くにある高円山から採られた。

◆ 略 歴

松濤幼稚園、学習院初等科、学習院中等科、高等科を経て、1978年(昭和53年)学習院大学法学部卒業。

同年から1981年(昭和56年)までカナダのクイーンズ大学に留学。

帰国後、国際交流基金で嘱託となり、公務の傍ら一般職員同様に勤務した。

◆ 高円宮家創設

1986年(昭和61年)12月6日に結婚の儀を執り行い。婚儀と同日に、高円宮家が創設された。なお、久子妃の曾祖母と貞明皇后は従姉妹にあたり、妃と高円宮は遠縁にあたる。

その後、承子女王、典子女王、絢子女王の3女が誕生したが、男子はいない。

生涯を通じて皇位継承順位が皇族の中では最も下位であり、また生家においても傍流にあたる三男ということから「皇室(オク)のスポークスマン」を自認していた。

スポーツ、特にサッカーの振興・発展に尽力し、1987年から日本サッカー協会の名誉総裁を務めた。

2001年(平成13年)7月、社団法人日本水難救済会名誉総裁に就任。

2002年(平成14年)には、サッカー・ワールドカップ日韓大会が開催され、5月末に夫妻で大韓民国を公式訪問し、開会式にも出席した。

皇族の大韓民国訪問は、公式訪問としては高円宮が第二次世界大戦後初である。開催期間中19試合を観戦した。

このようにサッカー関連の公務へ精力的に取り組まれ、壮年の皇族としての活動が期待されるた。

2002年(平成14年)11月21日、カナダ大使館にてスカッシュの練習を行っていた最中に心室細動による心不全で倒れた。

直ちに慶應義塾大学病院に搬送されるも、既に心肺停止の状態であり、蘇生措置がとられ一時は心拍が確認されるも、夜半になって容態が悪化。久子妃の同意を得て人工心肺装置を取り外したところ、生命反応がなく、薨去が確認された。 47歳没。

特記事項

スポーツ以外にもバレエ等の芸術に造詣が深かった。写真も趣味の一つで、さらに根付のコレクション・社交ダンスなど、多趣味な人柄だった。

憲仁親王の急逝以降、心室細動に対する対応が厚生労働省や消防庁で取り上げられ、死去から2年後の2004年(平成16年)に自動体外式除細動器(AED)の使用が認められ広く普及した。

現行の皇室典範においては、久子妃および、子の承子、典子、絢子の三女王の薨去、または婚姻による皇籍離脱をもって宮家が断絶することになる。

◆ 子女

◇ 第1女子-承子女王(つぐこ) - 1986年(昭和61年)
◇ 第2女子-典子女王(のりこ) - 1988年(昭和63年)
◇ 第3女子-絢子女王(あやこ) - 1990年(平成2年)

◆ 系譜

◇ 父:崇仁親王(三笠宮)
◇ 母:百合子
◇ 父方祖父:大正天皇
◇ 父方祖母:貞明皇后
◇ 母方祖父:高木正得
◇ 母方祖母:高木邦子

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